農業で働く方(米作農業、野菜作農業、果樹作農業、酪農業、養豚業、養鶏業、造園業など)に向けて、今回は上記用途に加え、一般的な紙とは異なる様々な特徴(機能)を備えた紙をご紹介していきます。
弊社では既存のプラスチック製の農業資材から「紙製の農業資材」への切り替えをサポートしております。
「紙製」への切り替えは 環境配慮型農業、自社のブランディング にとても有効です。
下記でご紹介するのは一般的な紙とは異なり、用途ごとに適した紙製商品です。
農業(水稲,陸稲,麦類,雑穀,豆類,いも類,野菜,果樹,工芸農作物,飼肥料作物,花き,薬用作物,採種用作物,桑の栽培など)では、様々なタイミングで『紙』をご活用いただけます。また、アグリビジネスとしても紙の活用は幅広く、様々な商品となって販売されております。農業関連で活用できる紙について下記にてご紹介~購入に関してご案内しております。
農家の方や農業資材関連会社様など、『農業で活躍する紙』に関してのご相談も無料でお受けしております。
農業について(クリックで詳細表示)
関連する業種の方に様々な紙のご提案が可能です!
- 耕種農業
米作農業、米作以外の穀作農業、野菜作農業(きのこ類の栽培を含む)、果樹作農業、花き作農業、工芸農作物農業、ばれいしょ・かんしょ作農業、その他の耕種農業 - 畜産農業
酪農業、肉用牛生産業、養豚業、養鶏業、畜産類似業、養蚕農業、その他の畜産農業 - 農業サービス業(園芸サービス業を除く)
穀作サービス業、野菜作・果樹作サービス業、穀作,野菜作・果樹作以外の耕種サービス業、畜産サービス業(獣医業を除く) - 園芸サービス業
造園業、植木業
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
農業関連で活躍する紙の種類 簡単まとめ
- 土作り・畑の準備に
→紙製マルチの活用(環境配慮/自社ブランドに:土壌の保護/雑草抑制/回収不要/地温抑制効果など) - 種まき(播種)・育苗時に
→紙製育苗ポット・紙製ポットの活用(高品質で均一な苗作りに:定植作業の効率化/簡便/環境配慮)
→種子を水溶紙(水に溶ける紙)に包んで活用( 〃 ) - 管理作業時に
→ラベルや記録用紙の活用(作物の種類や品種、植えた日付、肥料の使用量などを記録)
→耐水紙・撥水紙(水に強い紙)の活用( 〃 記録用紙やラベルに耐水紙/撥水紙を活用) - 成長時期に
→果実袋・育果紙・果実保護紙の活用(果物の保護に:害虫、紫外線、風雨などから果実を保護、安定した収穫に) - 収穫時期に
→緩衝紙・保護紙の活用(収穫した野菜や果物など、傷がつかないように緩衝材として活用) - 商品包装・梱包・発送時に
→包装紙・包装箱の活用(商品の価値・ブランドイメージの向上に、商品の保護としても活用)
→緩衝紙・保護紙の活用(野菜や果物など、商品に傷がつかないように緩衝材として活用)
→保冷剤と一緒に結露対策の活用(商品の鮮度を保つための保冷剤を活用する場合にセットで活用)
→紙製ラベルの活用(商品の簡易説明として貼るラベルとして活用) - 商品説明・チラシ・POPの活用におすすめの紙
→耐水紙・混抄紙の活用(商品の価値・ブランドイメージの向上に商品とセットで活用)
土作り・畑の準備に「紙製マルチ」がおすすめ
農業用マルチシートの使用は、土壌の保護や湿度調整、雑草抑制などの効果により、作物の生育環境を改善し、収量や品質の向上が期待されます。
しかし、多くの農家が利用しているポリエチレン製のマルチシートは使用後に『剥がす⇒乾かす⇒産廃処分する』といった作業があり、農家にとって大きな負担となっています。また、ポリエチレン製のマルチシートは、長い年月を経てマイクロプラスチックとなり、河川から海洋に流出する懸念があります。
今回は、これらの問題を解決できる王子エフテックスの紙製農業用マルチシート『OJIサステナマルチ』をご紹介します。
OJIサステナマルチとは
OJIサステナマルチとは、セルロースを主体原料とした
作業負担軽減型 + 環境配慮型 の 農業用紙製マルチシートです。
セルロースは植物由来の素材であり、その生物分解性やリサイクル可能性から、環境に優しい素材として高く評価されています。
このマルチシートには、『土壌の保護』、『雑草抑制』などの従来のマルチシートの効果に加え、紙製ならではのメリットがあります。
OJIサステナマルチ メリット
回収不要
使用後に土中へすき込むことで自然に分解されます。
そのため、収穫後にマルチシートを剥がして処分するという重労働が不要になり、作業負担が軽減されます。
産廃処理費用の削減
ポリエチレン製マルチシートは産廃処分が必要ですが、OJIサステナマルチは土壌分解されるため、その必要がありません。
これにより、産廃処理費用が削減され、経済的負担も軽減されます。
地温の上昇を抑制
従来のポリエチレン製マルチシートと比較して、地温の上昇を抑制できます。(王子エフテックス評価)
夏場の作物栽培に適しています。
最近の猛暑による作物の根腐れなどの対策に有効です。
環境への配慮
OJIサステナマルチは、セルロースを主体原料としています。セルロースは再生可能かつ持続可能な資源であり、生分解性があるため、環境への影響が少ないとされています。
プラスチック製品であるポリエチレン製のマルチシートと比較して、地球への負荷を軽減し、持続可能な農業システムの構築に貢献します。
OJIサステナマルチ 使用例
マルチを張る「マルチャー」を使用してマルチを敷くことができ、露地・ハウス栽培の両方に対応しています。
展張作業
にんにく
ミニトマト
機 能 | 耐久性・強度、土中での分解性 |
用 途 | 農業用マルチシート |
利用例 | 農業用マルチシート |
OJIサステナマルチ 崩壊性検証テスト写真(経時変化)
農家によっては風に飛ばされない様に展張直後の紙マルチを土で覆う。(生分解を進める効果もある)
畝を紙マルチが覆っている状態を保っている。(中央がOJIサステナマルチ、両サイドがPEマルチ)
ディガーと呼ばれる機械で土を掘り起こしながら作物(ニンニク)を収穫する。
→その際、紙マルチがある程度の大きさに砕かれた状態になる。
※PEマルチ使用の場合は、人力での撤去作業を強いられる。
ロータリーで紙マルチを土の中に鋤き込む。
ロータリー1回目直後、紙マルチはその形状を残したまま土の中に鋤きこまれている。
土を掘り起こしても紙マルチの存在は確認出来ない。
紙製マルチの購入に関して
弊社では多くの農家の方へ紙製マルチをご提案、直接販売しております。
紙製マルチに関して、お見積り依頼やご相談など、無料で対応しております。
また、農家の方や農業資材関連会社様など、
『農業で活躍する紙』に関してのご相談も無料でお受けしております。
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※当サイトの姉妹サイト(機能紙選定ナビ)にて詳しくご紹介!
種まき(播種)・育苗時に「紙製育苗ポット」がおすすめ
一般的な育苗用のポットはポリエチレン製(プラスチック素材)ですが、紙製育苗ポットはリサイクル紙などを特殊加工して作られており、環境に優しく効率的に運用することが可能です。
紙製育苗ポットは、育苗作業において多くのメリットがあります。以下にその特長と利点をご紹介します。
紙製育苗ポット メリット
- 高品質で均一な苗作り
・紙製の鉢は通気性と浸水性に優れ、セル間で酸素や水分が均一に供給されるため、健やかな苗育成が可能です。
・ポリポットに比べ通気性がよいため、高温になっても土中の温度が適度に保たれます。土の内部が急激に蒸れることがない為、根腐れしにくい特徴があります。
・移植時には1株ずつに分離でき、土中の微生物によって分解されるため、そのまま植え付けることができます。 - 定植作業の効率化
・根張りの悪い作物や稚苗でも、移植時には紙が根を保護し、根の傷みが少なく効率的な定植作業が可能です。 - 低コストで簡便・環境にも優しい
・紙製ポットは土中の微生物によって自然に分解されるため、定植時にポットごと植え込むことができます。
・誰でも簡単に使用することができ、低コストで花芽分化を促進できます。 - 代表的な規格と用途
・レタスやキャベツ、ハクサイなどの葉菜用を中心に、各種規格があります。
・栽培する品目に合わせて選ぶことができます。
紙製育苗ポット デメリット
紙製育苗ポットは育苗作業において多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。
- 紙製育苗ポットに不向きな品種もある
・紙製育苗ポットは種類によりますが分解までに多少時間がかかります。ですので根がまっすぐ伸びる根菜類など、分解されるまでに根の成長に支障がある品種においては成長の阻害になるので注意が必要です。 - カビが発生する可能性がある
・紙製のため、ポット自体が水分を吸収します。使用前の保管環境が悪いと水分を吸収したところからカビが発生する可能性があります。カビの発生に気づかず活用してしまうと生育不良や根腐れの原因となる場合もあるので注意が必要です。 - 購入費用が高くなる場合もある
・既存のポリポットから紙製育苗ポットに切り替えを考えた際に、ポリポットに比べ購入費用が高い場合があります。購入後の手間や効率性、環境対策や今後のブランディングなど合わせた費用対効果を確認することも重要です。
紙製育苗ポットのご相談も対応します!他にも、
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種まき(播種)に水溶紙の活用もおすすめ
紙製育苗ポットの他にも、種まき(播種)に水に溶ける紙「水溶紙」の活用も有効です。
水溶紙にはヒートシール性があるので、袋状にすることができます。植物の種を袋状の水溶紙に入れて鉢の土に置くと、土中の水分などで、やがて袋が溶けます。
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管理作業時に「耐水紙」がおすすめ
今まで紙を活用した際に風雨や湿気などの水分により、紙が切れたりぐしゃぐしゃになったりしたことはございませんか? 紙はその性質上水分を吸いやすく、また少しでも水分を吸ってしまうと乾燥しても変形して上手く書けないこともあります。
そんなときには水に強い紙『耐水紙』や、撥水性能のある『撥水紙』がおすすめです。(以下、撥水紙もまとめて耐水紙として記載)耐水紙は家庭用プリンターで印刷できるものもあり、自分で加工することも簡単にできます。また、耐水紙は形を変え既に市場に数多く出回っています。
耐水紙の特徴
- 水に強く、濡れても破れにくい
- 耐油性、耐久性に優れる
- 印刷がしやすく、印刷面が滲みにくい
- 環境に優しく、リサイクルが可能
- 色や種類が豊富で、用途に合わせて選べる
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農業における耐水紙の活用用途
- 農作物のラベルやタグ、マーカー、シールなどの作成
- 農作物の袋詰め、包装、梱包、運搬時のラベル、タグ、シールなどの作成
- 農作物の栽培記録、生産管理記録、出荷管理記録、在庫管理記録、販売管理記録などの記録作成
記録用紙として耐水紙を活用
農業において、紙に記載して管理することは多岐にわたります。例えば、以下のような項目が挙げられます。
- 作物の種類、品種、植え付け日、収穫日、収穫量、品質、販売先などの情報
- 農薬、肥料、種子、飼料などの使用量、使用日、使用方法、使用場所、使用目的などの情報
- 農機具、施設、設備などの点検、修理、メンテナンス、交換などの情報
- 労働者の勤務時間、休憩時間、休日、賃金、保険、健康診断、教育訓練などの情報
また、有機農産物の生産行程管理記録等の様式例を提供している農林水産省のページには、生産行程管理記録(手書き用)、格付管理記録、出荷管理記録、ほ場一覧、種苗一覧、資材一覧、機械・器具一覧、施設一覧などの様式例が掲載されています。これらの様式例は、有機JAS認証事業者や有機JAS認証を目指す有機農家などに使用を強制するものではありませんが、参考にすることができます。
これらの情報の管理に紙を活用している場合は、耐水紙の使用をおすすめします。
耐水紙の購入に関して
弊社では多くの方へ耐水紙をご提案、直接販売しております。
耐水紙に関して、お見積り依頼やご相談など、無料で対応しております。
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成長時期に「育果紙」「果実保護紙」がおすすめ
育果紙・果実保護紙とは、農業で使用される特殊な紙製品で、成長中の果実を様々な外部要因から保護するために使われます。葡萄・びわ・桃など、様々な果実に対応でき、種類や特長ごとに仕様の変更も可能です。
育果紙・果実保護紙の主な目的と特徴について説明します。
育果紙・果実保護紙 使用する目的
- 物理的な保護 : 果実を鳥や昆虫、強風や雹などの自然の要因から守ります。
- 病気や害虫からの保護 : 病気や害虫の感染を防ぐために使用されます。
- 日焼け防止 : 強い日差しから果実を守り、日焼けや色むらを防ぎます。
- 品質の向上 : 果実の品質を維持し、市場価値を高めるために役立ちます。
育果紙・果実保護紙 特徴 メリット
- 環境に優しい : 生分解性があり、再利用やリサイクルが可能です。
- 耐水性がある : 湿気や雨に対する耐性があり、様々な環境で使用できます。
- 果実の保護 : 物理的なダメージから果実を守り、品質を維持します。
- 通気性の保持 : 通気性が良いため、果実の呼吸を助け、腐敗を防ぎます。
- サイズと形状 : 果実の種類や大きさに応じて様々なサイズや形状があります。
- カスタマイズ可能 : ブランドやメッセージを印刷することができ、マーケティングに利用できます。
育果紙・果実保護紙 デメリット
- コスト : 高品質の紙製保護材料は、プラスチック製品よりコストが高くなることがあります。
- 耐久性 : 高い耐水性を持つものの、プラスチック製品に比べると耐久性は劣る場合があります。
育果紙・果実保護紙のご相談も対応します!他にも、
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収穫時期に「緩衝紙・保護紙」がおすすめ
野菜や果物を収穫した後の緩衝紙・保護紙の活用について説明します。
これらの紙製品は、収穫後の取り扱いや輸送中に野菜や果物を保護する重要な役割を果たします。
緩衝紙・保護紙の活用
- 物理的な保護
緩衝紙や保護紙は、野菜や果物が他の物体や互いにぶつかることによる傷の発生を防ぎます。
皮が薄く傷つきやすい果物や、形が崩れやすい柔らかい野菜にとっては特に重要です。 - 衝撃吸収
輸送中の振動や衝撃から野菜や果物を守るため、緩衝紙は衝撃を吸収します。
これにより、運搬途中での品質低下や損傷を最小限に抑えることができます。 - 湿度調整
一部の保護紙は、野菜や果物から発生する水分を適度に吸収し、適切な湿度を維持する機能を持っています。
これにより、腐敗やカビの発生を防ぎます。 - 温度管理
保護紙は、野菜や果物が急激な温度変化にさらされることを防ぎ、品質を保つのに役立ちます。 - 分類と識別
野菜や果物によっては、保護紙に品種や品質などの情報を印刷し、分類や識別を容易にします。 - マーケティング効果
保護紙にロゴやブランド名を印刷することで、商品の見栄えを良くし、マーケティング効果を高めることができます。
野菜や果物の種類に応じて適した緩衝紙・保護紙は異なります。
緩衝紙・保護紙に関するご相談から、
『農業で活躍する紙』に関してのご相談も無料でお受けしております。
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\ 商品の保護にはこちらがおすすめ!/
商品の包装・梱包・発送時に活躍する紙について
商品の包装に包装紙・包装箱をご活用いただけます。
包装紙は主に機能性とデザイン性が求められ、包装する商品によっておすすめする紙は異なります。
また、紙製の包装箱や紙製トレイの活用も有効ですが、こちらも商品の性質ごとにご提案する紙は異なります。
その他にも紙製結束テープの活用や、包装後、包装された商品が何かわかるように紙製ラベルの活用も有効です。
包装紙・包装箱・紙製ラベル等でお悩みならまずはお気軽にご相談ください。お客様の商品に適した紙をご提案いたします。
以下に、包装・梱包・発送する際に気を付けるポイントをご紹介します。
野菜や果物を包装・梱包・発送する際に気を付けるポイントはいくつかありますが、特に注意したいポイントとしては「通気性」と「商品の保護」になります。
野菜や果物は収穫後も呼吸をする為、普通の袋に入れると曇ってしまい、商品の見栄えが悪くなるだけでなく鮮度にも悪影響を与えてしまいます。それぞれ品種ごとに特性も異なるため、品種に適した包装を行う必要があります。
包装の種類は様々あり、品種により最適な選択は異なります。
専用の保護紙で包む方法や、紙容器で商品の保護 + 高級感を出し差別化を行う方法など、多岐にわたります。
品種に適した緩衝紙や保護紙を活用して商品の保護を行いますが、それらは商品単体の保護になります。
商品をまとめて、全体での保護として有効な手段としては「紙製トレイ」「段ボール」の活用が一般的です。
商品ごとに適した「紙製トレイ」「段ボール」の取り扱いもございます。
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野菜は一般的に温度が25度を超えると呼吸量が急激に増えるため、夏場はできるだけ冷やした状態で発送するのがおすすめです。
冷やした状態で商品を発送するのに便利な冷蔵便(クール便・チルドゆうパックなど)を活用する場合にも、段ボールはおすすめです。
冷蔵で発送する場合、発泡スチロールの箱を活用する方も多いですが、冷蔵便を活用する場合は段ボールで発送した方が良い場合もあります。
発泡スチロールは冷気を通しにくいので、配送車の中の冷気が箱内の野菜まで届かなくなります。
そのため、冷蔵で発送をするなら冷気をよく通すダンボール箱の利用がおすすめです。
発泡スチロール箱を使う場合は、中に氷や保冷剤を入れるなどして、商品がお客様のもとに届くまで箱内部が保冷される状態で送りましょう。
段ボールや発泡スチロール箱を活用する際、商品から出る水分や保冷剤の結露等で箱内部が濡れる可能性がある場合は、吸水紙や撥水加工された段ボールの活用をおすすめします。
水分や液体が出る可能性のある商品の場合、吸水紙とセットで活用すると良いですよ!
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\ 吸水紙を動画で解説 /
商品説明・チラシ・POPの活用におすすめの紙
自分で育てた野菜や果物などの「商品の売り上げ拡大」には、商品と一緒に商品説明のチラシやPOP(販促物)の活用も有効です。(お店に並べる場合やネット販売でも商品と一緒にPOPやチラシなどの販促物はとても有効です)
これらを印刷する紙は一般的なコピー用紙(普通紙)ではなく耐水紙 や混抄紙がおすすめです。
下記にて「商品説明・チラシ・POPの活用」についての効果と「耐水紙」「混抄紙」がおすすめの理由を解説します。
混抄紙(こんしょうし)とは、紙の製造段階で紙の原料となる木材の繊維(パルプ)以外を混ぜて製造された紙を混抄紙と呼びます。混抄紙の素材例としては、お茶の葉(お茶の香りがする紙に)イチョウの葉(イチョウの葉の香りがする紙に)琵琶湖で収穫したヨシ(イネ科ヨシ属の多年草)など多岐にわたりますが、農業と関連した活用として、ニンジンの皮・ぶどうの皮・小豆の皮・カカオ・おから・落花生・トウモロコシの表皮・サトウキビの搾りかす ・コーヒー豆の搾りかす・ビールの搾りかす、なども素材として活用できます。混抄紙は一般的な紙にはない様々な特徴を紙に付与することができるのです。
1. 商品情報の提供
- 内容 : チラシやPOPには、その商品の特徴、産地、栄養価、保存方法、おいしい食べ方などを記載します。
- 効果 : 顧客は商品について詳しく知ることができ、安心して購入できます。
- 耐水紙を活用する理由 :
一般的なコピー用紙に比べ耐水紙は光沢性と紙強度があります。
光沢性があることで商品説明文や写真も綺麗に映り、消費者に良い印象を与えることができます。
紙強度もあるので紙にコシがでて破れにくい、折れにくい特徴もあり視認性が上がります。
耐水紙はコピー用紙と同様に家庭用プリンターでも印刷できるものもあり、自分で販促物の準備をすることも可能です。
- 混抄紙を活用する理由 :
混抄紙は様々な素材を紙として混ぜることが可能です。
一般的な紙とは異なる特徴を紙に付与することができるので、一般的な紙より目立ちやすくなります。
当然目に留まる回数・時間が増えれば情報を相手に与えやすくなります。
2. ブランドイメージの向上
- 内容 : 高品質なデザインのチラシやPOPは、その商品やブランドのイメージを良く見せます。
- 効果 : 見た目が良いと、顧客のブランドに対する信頼感が高まります。
- 耐水紙を活用する理由 :
商品の特別感(ブランドイメージ)向上の演出は、それを支える販促物にも同様に必要です。
一般的なコピー用紙とは異なり、耐水紙を活用することで特別感の演出の可能性が広がります。
紙質(高級感)・表面の艶(光沢性)・紙のコシ(紙強度・耐久性)は耐水紙が秀でています。
\ ブランドイメージの向上に、おすすめの耐水紙はこちら /
※当サイトの姉妹サイト(機能紙選定ナビ)にて詳しくご紹介!
- 混抄紙を活用する理由 :
自社で栽培した野菜などにおいて、不要な部分(皮など)を混抄紙として混ぜることで、余すことなく活用することができ廃棄量の削減に繋がります。昨今の環境問題やSDGsの取り組みなど、環境に対する取り組みが今まで以上に求められている現状において、混抄紙の活用は自社のブランディング戦略として有効です。
\ ブランドイメージの向上に、混抄紙の詳細はこちら /
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3. 追加購入の促進
- 内容 : 他の商品や特別なキャンペーン情報を紹介することで、追加の購入を促します。
- 効果 : 一回の購入に留まらず、リピーターを増やすことができます。
4. パーソナルな接触
- 内容 : 顧客への直接的なメッセージや、季節の挨拶を加えることができます。
- 効果 : 顧客との関係を強化し、より個人的なつながりを築きます。
5. SNSでのシェア促進
- 内容 : 魅力的なチラシやPOPは、顧客によるSNSでのシェアを促します。
- 効果 : 口コミによる宣伝効果が期待でき、新しい顧客を獲得しやすくなります。
実践のポイント
- クオリティ : 高品質な素材とデザインを選ぶことで、商品の価値を高めます。
- 情報の更新 : 時期に合わせた情報や、新しいキャンペーンの情報を定期的に更新します。
- 顧客の声を反映 : 顧客のフィードバックを元に、内容の改善を行います。
このように、耐水紙や混抄紙を活用したチラシやPOPを利用することで、顧客満足度の向上、ブランドイメージの構築、販売促進など多くの利点があります。効果的なマーケティングツールとして活用することが重要です。
\ 耐水紙の詳細はこちらから/
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農業関連で活躍する紙 まとめ
農業にはあまりなじみのない「紙」ですが、用途ごとに見てみると活躍できるポイントはいくつもあります。
昨今の環境に対する世間の意識の高さやSDGsへの取り組みにおいても、今後も「環境配慮の取り組み」は必須となります。
今回ご紹介した様々な紙を活用することで、「環境配慮」と同時に「自社のブランディング」にも繋がります。
今後も「農業に関連する紙」の情報を更新していきますので、これを機に「新たな紙の活用」を考えてみてはいかがでしょうか。
「自社に適した紙を紹介してほしい」など、紙に関するご質問やご相談がございましたら無料で対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。【ご相談はこちらから】
今回ご紹介した紙 簡単まとめ
- 土作り・畑の準備に
→紙製マルチの活用(環境配慮/自社ブランドに:土壌の保護/雑草抑制/回収不要/地温抑制効果など) - 種まき(播種)・育苗時に
→紙製育苗ポット・紙製ポットの活用(高品質で均一な苗作りに:定植作業の効率化/簡便/環境配慮)
→種子を水溶紙(水に溶ける紙)に包んで活用( 〃 ) - 管理作業時に
→ラベルや記録用紙の活用(作物の種類や品種、植えた日付、肥料の使用量などを記録)
→耐水紙・撥水紙(水に強い紙)の活用( 〃 記録用紙やラベルに耐水紙/撥水紙を活用) - 成長時期に
→果実袋・育果紙・果実保護紙の活用(果物の保護に:害虫、紫外線、風雨などから果実を保護、安定した収穫に) - 収穫時期に
→緩衝紙・保護紙の活用(収穫した野菜や果物など、傷がつかないように緩衝材として活用) - 商品包装・梱包・発送時に
→包装紙・包装箱の活用(商品の価値・ブランドイメージの向上に、商品の保護としても活用)
→緩衝紙・保護紙の活用(野菜や果物など、商品に傷がつかないように緩衝材として活用)
→保冷剤と一緒に結露対策の活用(商品の鮮度を保つための保冷剤を活用する場合にセットで活用)
→紙製ラベルの活用(商品の簡易説明として貼るラベルとして活用) - 商品説明・チラシ・POPの活用におすすめの紙
→耐水紙・混抄紙の活用(商品の価値・ブランドイメージの向上に商品とセットで活用)
その他 機能を備えた紙をご紹介
当サイトを運営しております、株式会社田村商店では今回ご紹介した機能を備えた紙(機能紙)の他にも数多くの紙を取り扱っております。
\田村商店が運営 機能紙専門サイト/
画用紙・色画用紙
どの業界・業種でも活躍できる紙として、画用紙や色画用紙は有名です。
画用紙や色画用紙は、一般的な企業やオフィス環境でも多様な用途で活用されます。これらの用途は、創造的な活動から日常の事務作業まで幅広く利用されております。
- 掲示物や案内表示の作成:
オフィス内の掲示板や案内表示に用いられます。色画用紙は目を引きやすく、情報の視認性を高めるために効果的です。 - イベントやキャンペーンの装飾:
企業がイベントやプロモーションキャンペーンを行う際、装飾材料として色画用紙が使われることがあります。ポスターやバナーの製作に利用されることもあります。 - プレゼンテーション資料の作成:
会議やプレゼンテーションで使用する資料を作成する際に、視覚的なインパクトを高めるために色画用紙が使用されることがあります。特に、グラフやチャート、図を手作業で作成する際に役立ちます。 - クリエイティブなプロジェクト:
マーケティング部門やデザインチームなど、クリエイティブな作業を行う部署で、アイデアのスケッチやコンセプトの発案に使用されることがあります。 - 祝賀カードや招待状の制作:
社内のイベントやパーティー、表彰式などで、オリジナルの招待状や祝賀カードを手作りする際に使われます。 - 教育用資料の作成:企業内教育やトレーニングで使用する教材やハンドアウトを作成する際に、視覚的な要素を加えるために色画用紙が用いられることがあります。
これらの用途は、企業の文化や業種、部署によって異なる場合がありますが、画用紙や色画用紙はその多様性と視覚的な魅力により、幅広いシチュエーションで活用されています。
画用紙 種類
- 色画用紙 :
一般的な画用紙は白色ですが、赤色や緑色など紙全体に特定の色味が付いた画用紙を総じて「色画用紙」と呼びます。紙の特徴としては一般的な画用紙と同様ですが、色味が既にあるので用途が限られることが多く、主に工作用途で活躍する場合が多いです。
購入先:色画用紙 やよいカラー【全50色】購入ページ | 色画用紙・厚紙の専門店|カラーペーパー選定ナビ
- ケント紙 :
一般的な画用紙に比べ表面の凹凸が少なく滑らかなのが特徴で、消しゴムで消しても毛羽立ちが少なく、筆記特性に優れています。主に製図用として用いられますが、絵の具やインクがにじみにくく、印刷をする際には発色がよいため、ポスター/カレンダー/カタログ/パンフレット/ステーショナリー/カバー/カード類/ギフト券/保証書など、活躍の幅が広いのが特徴です。
購入先:厚みのある白画用紙 孔雀ケント紙 | 色画用紙・厚紙の専門店|カラーペーパー選定ナビ
- 白象画学紙 :
画学紙とは、絵を学ぶために使用される紙のことで、主に美術学校や絵画教室で使用され、絵の練習や研究に適した紙を指します。
白象画学紙は細目の紙肌を持った画学紙で、鉛筆以外にも色鉛筆やクレヨン、パステルなどと相性が良く、不透明絵具は綺麗な発色をします。
購入先:にじみ絵に適した白象画学紙(白色画用紙)販売中 | 色画用紙・厚紙の専門店|カラーペーパー選定ナビ
これら以外にも画用紙には多くの種類がございます。
画用紙・色画用紙のご提案・購入に関してもお気軽にご相談ください。
弊社が運営しております 画用紙・色画用紙の専門店|カラーペーパー選定ナビ では、多くの画用紙・色画用紙を大きいサイズから小さいサイズまで、好きなサイズで少量から販売しております。
\ 多くの画用紙を取り扱い! /
\ 画用紙・色画用紙の購入はこちら! /
企業の紙の相談窓口について
当サイト(企業の紙の相談窓口)は株式会社田村商店が運営しております。弊社は1753年の創立以降、古くから「紙」の取り扱いをしておりました。
「紙」には多様な種類の紙が存在します。弊社では一般的な紙から、印刷用紙・包装用紙・情報用紙・家庭紙・画用紙・厚紙・板紙・薄葉紙・和紙・特殊紙・機能紙・環境配慮紙・工業用紙・産業用紙など、幅広い種類の紙を取り扱っております。
弊社では今回ご紹介した紙の他にも様々な紙を取り扱っており、紙の活用に関してお客様に最適な紙のご提案が可能です。
また、紙の加工に関しても弊社で対応が可能です。お客様のご希望サイズにカットして販売したり、折り・曲げ・穴あけ・接着・絞り加工など、幅広く対応いたします。お客様の用途に合ったオリジナルの紙の開発、紙を活用したオリジナル商品の作成依頼もお受けしております。
紙の活用でお悩みならまずはお気軽にご相談ください。今まで積み上げてきた歴史と経験で皆様をサポートいたします。
株式会社 田村商店 | 創立1753年の歴史が織りなす、紙のプロフェッショナル (tamura1753.jp)
田村商店が選ばれる理由
① 紙の相談窓口
国内の大手製造メーカー ~ 中・小規模製造メーカーまで、様々な紙を幅広く取り扱っているので、お客様の抱えている不満に対して最適な紙をご提案できます。
② 1から開発も可能
特定の条件をクリアした高機能な紙が欲しいなど、お客様のご要望に対応したオリジナル紙の開発・製造も可能です。既存の紙では対応できない場合にご提案いたします。
相談~開発~納品までワンストップサービスをご提供いたします。
③ 紙素材への切り替えサポート
環境への取り組みとして注目を集めている「SDGs / 脱プラスチック」
これらの取り組みを『紙』を活用することで実現いたします。
企業のイメージアップ / ビジネスの拡大をサポートします。