【2024年】保鮮紙・鮮度保持紙のご提案|グリーンパーチ紙で魚や肉の熟成

\ 保鮮紙について “3分” 解説 /

今回ご紹介する紙は、魚や肉の鮮度を保つのに使用される保鮮紙(鮮度保持紙)です。

その中でも「グリーンパーチ紙」と「ホワイトパーチ紙」を中心に解説していきます。

こちらの紙は「鮮度保持」と「熟成」にも活用でき、様々な食品にも応用できる画期的な紙になります!

直接弊社からご購入いただけますので、興味がありましたらお見積りさせていただきます。

魚をそのまま包むだけ!
肉や魚の熟成にも!
魚の出荷時に
商品陳列時に
食品・食材の包装紙としても
様々な食品にも応用可能
目次

保鮮紙・鮮度保持紙の簡単な説明

保鮮紙(鮮度保持紙)とは、その名の通り食品(主に魚や肉など)の鮮度を保つのに使用される紙を指します。

魚や肉などの鮮度を保ちつつ、旨味も凝縮(熟成)することも可能なタイプもあり、水分を保つ必要がある食品・食材に幅広く活用されています。

紙の属性としては、耐水性を備えた紙(耐水紙)や、吸水性を備えた紙(吸水紙)などの、特定の機能を備えた紙(機能紙)の中で、食品衛生有害物質が含まれないなど、特定の分析試験結果で食品安全性が認められた紙(食品紙・食材紙・食品対応紙)が保鮮紙(鮮度保持紙)として利用されます。

保鮮紙(鮮度保持紙)には明確な規格などはなく、食品・食材の鮮度保持を目的に利用される紙をまとめて保鮮紙(鮮度保持紙)と呼ばれています。

保鮮紙(鮮度保持紙)には魚に特化したタイプや、肉に特化したタイプ(ミートペーパー)など様々な種類が存在しますが、今回は魚と肉の両方に活用でき、和菓子やパン・ドーナッツなどの包装紙としても活用できるグリーンパーチ紙(ホワイトパーチ紙)を中心に解説していきます。

グリーンパーチ紙とは

耐水性と吸水性を備えた緑色の紙(包装紙)です。第三者分析センターによる検査の結果、食品衛生有害物質が含まれない事が証明された紙なので安心してご利用いただけます。(食品対応紙)

主に魚や肉の「鮮度保持」と「熟成」に適しており、既に多くの方に利用されております。

グリーンパーチ紙 由来

グリーンパーチ紙の「パーチ」は、パーチメント紙の略で、パーチメント紙とは羊皮紙を模した紙で「耐油性」「耐水性」に優れている紙です。グリーンパーチ紙はパーチメント紙の耐油性・耐水性から「耐水性を特化」した紙で、緑色(グリーン)とパーチメント紙(パーチ)を合わせてグリーンパーチ紙と呼ぶようになったようです。

グリーンパーチ紙という名称ですが、他の呼び名として、青紙・パーチ紙・耐湿紙・グリーンパーチペーパー・耐水紙グリーンなど、様々な呼び名で呼ばれることがあります。

グリーンパーチ紙 特徴まとめ

弊社がご紹介するグリーンパーチ紙の特徴を簡単にまとめます

  • 紙が緑色の包装紙
  • 緑色のため魚のドリップや血(赤色)が目立ちにくい
  • 耐水性がある(水に強く丈夫)
  • 吸水性がある(緩やかに吸収する)
  • 保湿性がある(水分を逃しにくい)
  • 保温性がある(温度を保ちやすい)
  • 紙強度がある(破れ/穴あき防止)
  • 柔軟性がある(様々な形状に対応)
  • 安全性がある(食品対応)
  • 鮮度保持 : 上記の特徴により、食品・食材の保存に適する
  • 旨味凝縮 : 上記の特徴により、食品・食材の熟成に適する
  • 低価格  : 比較的低価格で購入できる
  • 使い捨て : 紙なので使い捨てが容易
  • 衛生的  : 毎回新しい紙を使うことで衛生的な状態を保つことができる
  • 万能的  : 魚や肉をはじめ、和菓子やパン・ドーナッツなど様々な食品・食材に応用可能
  • 紙の厚み : 3種類より選択可能(薄口/中厚/厚口)
  • 紙サイズ : 最大サイズ 762㎜×1016㎜ 好きなサイズにカットして納品も可能

特徴を具体的に解説

緑色の理由

グリーンパーチ紙は名前の通り緑色の紙(包装紙)です。(緑色の紙ってあまり見ないですよね)

左:グリーンパーチ紙  右:一般的な白色用紙

なぜ緑色なのかというと、赤色の反対色が緑色というのが最大の理由です。
魚の血や肉から出るドリップ(赤色)紙が緑色だと目立たなくなります。
目立たなくなることで、清潔感のある印象をもたせることができます。

紙が白色だと赤色(血やドリップ)が目立つ

紙が緑色だと目立たなくなる

魚の血や肉のドリップを白色の紙で吸い取ると、赤色が目立ってしまって不潔な印象を与えてしまいます。
一方、赤色の反対色である緑色の保鮮紙(グリーンパーチ紙)はドリップを吸収しても目立たないため、清潔感を演出することが可能となります。

機能性に優れる

グリーンパーチ紙は機能性に優れております。

グリーンパーチ紙 主な機能性

  • 耐水性(水に強く丈夫)
  • 吸水性(緩やかに吸収する)
  • 保湿性(水分を逃しにくい)
  • 保温性(温度を保ちやすい)
  • 紙強度(破れ・穴開き防止)
  • 柔軟性(様々な形状に対応)
  • 安全性(食品対応)

これらの特徴により、様々な恩恵を得られます。
下記で具体的な特性について解説します。

耐水性 : 一般的な紙は水に弱い特徴があります(水を吸うことで破れやすい/切れやすい)
 →耐水性があることで水を吸っても破れにくい/切れにくい特性が付与されます。水分を多く含んだ食材を包装する場合は耐水性は必須となります。


吸水性 : 紙には様々な種類があり、水分を吸いやすい紙、吸いにくい紙があります(吸水性で分けられる)
 →グリーンパーチ紙は吸水性があり、さらに緩やかに吸収(吸水)する特徴があります。緩やかに吸収することで食材からすぐに水分を奪うということを防ぎます。


保湿性 : 紙が水分を吸収(吸水)した後、その水分を保てるか、蒸発しやすいかに分かれます
 →保湿性があることで水分を逃しにくく、紙の表面/内部にある程度留めておけるようになります。特に魚や肉などの一定の水分を必要とする食材においては保湿性があることでみずみずしい鮮度を保った状態を維持できるようになります。(鮮度保持)


保温性 : 紙が包んだ食品・食材の温度を保つ力があるか、ないかで分かれます
 →保温性があることで、包んだ食品・食材の温度を逃しにくくなります。特に低い温度で保管する必要がある食材(魚や肉など)においては保温性があることで鮮度維持に繋がります。


紙強度 : 紙自体に一定の強度があることで、破れ防止・穴あき防止に繋がります
 →食品・食材を包む(包装する)場合、形状に応じて紙が破ける/穴が開く可能性があります。紙強度が高いほど破れ・穴あき防止に繋がります。特に魚を丸ごと包む場合、魚のヒレ(尾ビレ・背ビレなど)で穴が開く場合がありますが、グリーンパーチ紙は紙強度も有しているので、破れ・穴あき防止効果も期待できます。


柔軟性 : 紙強度が高いほど(紙が硬いほど)柔軟性(紙の柔らかさ)が失われる可能性があります
 →グリーンパーチ紙は一定の紙強度を有しながら、柔軟性も維持しております。食品や食材を包む(包装する)には一定の柔軟性(紙の柔らかさ)が必要です。これには紙の厚み(g/㎡)も関わります。グリーンパーチ紙は厚みを3種類用意してあり、薄口(27.1g/㎡)/ 中厚口(29.7g/㎡)/ 厚口(36.7g/㎡)を選択できます。包む食品・食材に応じて適した厚みを選択することで機能性も高まります。


安全性 : 食品・食材に直接触れる場合は安全性が必須です。
 →安全性の担保には、食品衛生有害物質が含まれないなど、特定の分析試験結果で食品安全性が認められる必要があります。安全性が認められた紙を、食品紙・食材紙・食品対応紙などと呼びますが、保鮮紙(鮮度保持紙)にも安全性は必須になります。グリーンパーチ紙も安全性が認められている紙なので安心して使用することができます。

※安全性は認められてはおりますが、使用環境や使用日数、使用回数(繰り返し使用しない)などにも注意は必要です。使用日数が長くなる場合は定期的に紙を交換する、繰り返し使用しない(毎回新しい紙を使う)ことで衛生的な状態を保つことに繋がります。


厚紙タイプの鮮度保持紙も弊社では取り扱っております

耐水性・紙強度・吸水性・保湿性を実際に確認

実際にグリーンパーチ紙の耐水性・紙強度・吸水性・保湿性の確認テストを行いました。

① 耐水性・紙強度の確認

グリーンパーチ紙を濡らした状態でペンを指してみた場合に穴が開かないか確認

② 吸水性・保湿性の確認

グリーンパーチ紙の下に紙を敷き、その敷いてある紙に水分が逃げないか確認

① 耐水性・紙強度の確認

グリーンパーチ紙を濡らした状態でペンを刺してみた場合に、穴が開かないか確認しました。

① グリーンパーチ紙を用意。今回は一番薄い薄口(27.1g/㎡)を使用

② 濡れても問題ないようシンクで確認

③ 紙にたっぷり水をかけます

④ ペンで刺します(だいぶ力を入れてます)※芯は出してない状態です

⑤ 芯を出した状態でも少し力を入れた程度では穴は開きませんでした

今回のテストの結果、一番薄い薄口(27.1g/㎡)でも、ボールペンの芯を出さない状態であれば、力を加えても穴は開きませんでした。(芯を出した状態でも少しの力なら穴は開きませんでした)
当然、中厚口(29.7g/㎡)/ 厚口(36.7g/㎡)であれば紙の厚みにより、さらに耐久性は向上します。
(※力の入れ加減により結果は変わりますので参考程度として捉えてください)

一般的な紙で同一条件で今回のようなテストを行えば、すぐに穴は開いてしまうので、このテストで耐水性と紙強度を備えていることが確認できました。

② 吸水性・保湿性の確認

グリーンパーチ紙の下に一般的な紙を敷き、その敷いてある紙に水分が逃げないか確認しました。

① グリーンパーチ紙と一般的な紙(コピー用紙)を用意。今回はグリーンパーチ紙中厚口(29.7g/㎡)を使用

左:グリーンパーチ紙  右:一般的な白色用紙(コピー用紙)

② コピー用紙の上にグリーンパーチ紙を重ねます

③ 上から水をたらします

④ 表面に溜まっている余分な水分をティッシュでふき取り5分放置(実際の活用方法を参考に再現)

⑤ 下に敷いてあるコピー用紙に水分が逃げてないか確認。触っても濡れている感じはしませんでした

今回のテストの結果、下に敷いてあるコピー用紙が濡れていなかったため、グリーンパーチ紙が水分を吸収(吸水)した後も紙表面/内部で水分を保持(保湿)していることを確認しました。
(※水分の量や使用環境により結果は変わりますので参考程度として捉えてください)

グリーンパーチ紙 期待される効果

グリーンパーチ紙の機能性から、様々な効果が期待できます。

鮮度保持

  • 耐水性(水に強く丈夫)
  • 吸水性(緩やかに吸収する)
  • 保湿性(水分を逃しにくい)
  • 保温性(温度を保ちやすい)
  • 安全性(食品対応)

これらの機能性があることで、魚や肉などの食品・食材の鮮度を保つ効果が期待できます。

魚を丸ごと包装し鮮度保持が可能
カット後(刺身・切り身・ブロック・塊)でも鮮度保持が可能

旨味凝縮

鮮度保持が可能なため、そのまま熟成させることができます。

魚や肉など、不要なドリップを適度にグリーンパーチ紙が吸収するため、旨味が凝縮されます。

定期的に紙を新品に交換することで、効率よくドリップを吸収することができるのでドリップ特有の臭みの軽減に繋がります。(食材ごとに最適な交換頻度は異なります)

魚の熟成に
牛肉の熟成に

万能的な活用

グリーンパーチ紙の多様な特徴から、魚や肉以外にも様々な食品・食材への応用が可能です。

  • 紙が緑色の包装紙
  • 緑色のため魚のドリップや血(赤色)が目立ちにくい
  • 耐水性がある(水に強く丈夫)
  • 吸水性がある(緩やかに吸収する)
  • 保湿性がある(水分を逃しにくい)
  • 保温性がある(温度を保ちやすい)
  • 紙強度がある(破れ/穴あき防止)
  • 柔軟性がある(様々な形状に対応)
  • 安全性がある(食品対応)
  • 鮮度保持 : 上記の特徴により、食品・食材の保存に適する
  • 旨味凝縮 : 上記の特徴により、食品・食材の熟成に適する
  • 低価格  : 比較的低価格で購入できる
  • 使い捨て : 紙なので使い捨てが容易
  • 衛生的  : 毎回新しい紙を使うことで衛生的な状態を保つことができる
  • 万能的  : 魚や肉をはじめ、和菓子やパン・ドーナッツなど様々な食品・食材に応用可能
  • 紙の厚み : 3種類より選択可能(薄口/中厚/厚口)
  • 紙サイズ : 最大サイズ 762㎜×1016㎜ 好きなサイズにカットして納品も可能
魚をそのまま包むだけ!
肉や魚の熟成にも!
魚の出荷時に
商品陳列時に
食品・食材の包装紙としても
様々な食品にも応用可能

グリーンパーチ紙 紙の仕様

グリーンパーチ紙は下記のサイズ・厚みで揃えております。

スクロールできます
名称最大サイズ(㎜)g/㎡厚み(㎜)
グリーンパーチ 薄口1016×76227.1約0.06
グリーンパーチ 中厚1016×76229.7約0.07
グリーンパーチ 厚口1016×76236.7約0.08

紙の厚み(㎜)は目安としてお考えください。
一般的なコピー用紙は0.09㎜程度ですので、コピー用紙よりも薄い紙となっております。

最大サイズは、1016×762㎜なので、これより小さいサイズであれば弊社でカットして納品可能です。

お客様の使用用途ごとに最適なサイズは異なります。必要としている、
・紙のサイズ
・紙の厚み
・必要枚数
これらをお聞かせいただけましたら、お見積りできますので、まずはお気軽にご相談ください。
また、グリーンパーチ紙の活用に関するご相談も承っております。(お見積り・ご相談はこちらから

グリーンパーチの活用手順

  1. 食材の余分な水分をキッチンペーパーで拭き取る
  2. 食材をグリーンパーチで包み込む
  3. 食材とグリーンパーチを密着させ、ビニール袋で密封する
  4. 刺身や切り身などを熟成させる場合は、一日一回紙を新品に交換することでドリップを効率よく吸収できドリップ特有の臭みの軽減に繋がります。(食材ごとに最適な交換頻度は異なります)
魚を丸ごと包装し鮮度保持が可能
カット後(刺身・切り身・ブロック・塊)でも鮮度保持が可能

ホワイトパーチ紙とは

上記でご紹介したグリーンパーチ紙ですが、実は同じ性能を備えた白色の紙「ホワイトパーチ紙」もございます。

色が緑色から白色に変わっただけで基本性能は同じ紙になります。(紙の厚みは1種類のみになります)

「緑色はどうかな… 」という方にはこちらのホワイトパーチ紙がおすすめです。

スクロールできます
名称サイズ(mm)g/㎡厚み(㎜)
ホワイトパーチ1016×76232約0.07

こちらのお見積り・ご相談も承っております。お気軽にご相談ください。(お見積り・ご相談はこちらから

厚紙タイプの鮮度保持紙も弊社では取り扱っております

グリーンパーチ / ホワイトパーチ 活用を考えている方へ

弊社では今回ご紹介したグリーンパーチ紙・ホワイトパーチ紙の他にも様々な保鮮紙・鮮度保持紙も取り扱っております。

紙の活用でお悩みならまずはお気軽にご相談ください。

機能紙選定ナビでは今回ピックアップした保鮮紙をはじめ、様々なメーカーの機能紙の取り扱いがございます。

機能紙選定ナビを運営する株式会社田村商店は1753年の創業以来、今までずっと「紙」に携わってきました。これまで築き上げてきた歴史と経験で皆様をサポートしてまいります。

電話でのお問い合わせ  ☎:0258-46-9110


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