店舗のPOP、まだラミネートしていませんか?|貼る・差し込む・自立で選ぶ耐水紙の厚みと切り替え手順

売り場のPOPを貼り替えるたびに、ラミネーターの電源を入れて、温まるのを待って、フィルムに挟んで、通して、不要な部分を切る——この一連の作業を、今週も繰り返していないでしょうか。

ラミネートの代替として、印刷して、そのまま貼れる紙があります。耐水紙 です。
(以下で紹介するのは弊社オリジナルの耐水紙『厚みが選べる耐水紙』が中心です)

ラミネート使用時の工程イメージ

▼

耐水紙使用時の工程イメージ

▼

ラミネート加工と耐水紙の工程比較|ラミネートは5工程、耐水紙は印刷して貼るだけの2工程

ただし、耐水紙にすれば何でも解決するわけではありません。
選ぶ厚みを外すと、差し込みPOPが折れる、自立POPが立たない、屋外に貼ったPOPが雨で波打つといった失敗が起きます。実際に、当社の無料サンプルをお試しいただいた方からも、そうした報告が届いています。

この記事では、ラミネートを活用した店舗POPの代替に、実際に弊社の耐水紙をご活用いただいたお客様の事例を元に「貼る」「差し込む」「吊り下げる」「自立させる」という掲示方法から、必要な紙の厚みを選ぶ方法を、一覧表と実例で整理します。店舗のPOPを例に説明しますが、掲示物・案内表示・メニュー表・値札でも考え方は同じです。

\ 厚みが選べる耐水紙の詳細・購入はこちら /

\ 無料サンプルも配付中! /


目次

ラミネートしなくても、POPは水濡れ・油汚れに耐えられます

耐水紙は、紙の表面に耐水・耐油のコーティングを施した機能紙です。フィルムで挟まなくても、紙そのものが水と油に耐えます。

変わるのは、冒頭の図のとおり工程の数です。印刷したあとに続いていた3工程が、まるごとなくなります。

なくなるのは、加工の時間だけではありません。

  • ラミネーターが温まるまでの待ち時間
  • ラミネートフィルムのストック管理と補充
  • 加工中にズレや気泡が入り、作り直しになるリスク

POPを1枚だけ差し替えたいとき、印刷ボタンを押せばそれで終わりです。

しかも、特別な設備は要りません。店舗にあるレーザープリンターや、レーザー方式の複合機でそのまま印刷できます。

印刷機の対応表

では、自店のPOPにはどの厚みが必要なのか。それは「貼るのか、差し込むのか、吊るすのか、立てるのか」で決まります。

ただし、全部を置き換える必要はありません

先に、正直なところをお伝えしておきます。耐水紙とラミネートには、それぞれ向いている場面があります。

比較項目耐水紙ラミネート加工
耐水性〇 耐水性を備えた紙素材◎ 完全防水
耐久性〇 屋内常用/屋外は短期向き◎ 屋外で半年〜1年程度
見栄え◎ マット調で反射しにくい◎ 光沢があり鮮やか
厚みの選択肢◎ 6種類(約0.07〜0.40mm)△ 選択肢が少ない
作業効率◎ 印刷のみで完了△ 加工工程が必要
差し替え対応◎ 即時対応可能△ 再加工が必要

一年中貼りっぱなしにする屋外の看板や、完全防水が必要な掲示物なら、ラミネートのほうが向いています。

一方で、次のような運用なら耐水紙が扱いやすくなります。

  • 週替わり・月替わりで内容を差し替えるPOP
  • 冷蔵ケース周りや厨房など、水や油がかかる場所の掲示物
  • 少量を、必要なときにすぐ作りたい掲示物
  • 複数店舗で仕上がりを揃えたい販促物

大切なのは、すべてを置き換えることではなく、「ラミネートしなくてよい場面」を見極めて使い分けることです。当社にご相談いただく店舗の多くも、まずは貼り替え頻度の高い1用途から切り替えています。


売り場のどこで、何が起きているか

弊社では、耐水紙をご検討の方に、最初に耐水紙の無料サンプルのご活用をおすすめしています。
(実際に自分が所有しているレーザープリンターやレーザータイプの複合機で問題なく印刷できるかお確かめいただけます)

耐水紙の無料サンプルをお申し込みいただく際、「掲示物や印刷物でお困りのこと」を任意でご記入いただいています。2026年4月から9月までにご記入いただいた324件を集計したところ、59.3%にあたる192件が、ラミネート作業に関する内容でした。

実際に寄せられた声を、売り場の場所ごとに整理します。

冷蔵・冷凍ケース周り|結露で丸まる、角がヨレる

POPが湿気で丸まってくる。長期間の掲示で角がヨレる。

冷蔵・冷凍商品と同梱する印刷物が結露による水分でにじんでしまう。

ケース周りは、店内でもっとも結露が発生しやすい場所です。普通紙は水分を吸って波打ち、印刷面がにじみます。ラミネートで挟んでも、フチから水が入れば同じことが起きます。

厨房・水回り|油汚れを拭くたびに傷む

納品先店舗名を印刷したラミネート札を箱に入れているが、油汚れのため毎日水洗いしており、使い回すうちにフチから水が入りヨレヨレになる。

耐水紙は耐水と耐油の両方に対応しています。水拭きができ、油が染み込みにくいため、厨房まわりの表示や、油の飛ぶ売り場の掲示に向いています。

店頭・軒先|雨でにじむ、日焼けで劣化する

外にラミネート加工してあるメニューが日焼けで劣化が早い。

普通紙を使ってポップを貼り出していますが雨など湿気に弱くて困ります。

季節や短期の告知を店外に掲示したいが、ラミネーターが手元になく迅速な対応ができない。

屋外POPは、貼り替えの頻度が高い掲示物の代表格です。そのたびにラミネート加工が必要になることが、更新の遅れにつながっています。

什器・棚|ケースに差した紙が、くねくねしてくる

コピー用紙で自社チラシを作成し、ケースに入れてるといつの間にかくねくねした感じになってしまうので、何枚か掲示物をしっかりした物に変えたいと思っていました。

差し込みPOPやケース掲示では、紙の「コシ」がそのまま見栄えに出ます。薄い紙は什器に差してもくたっと折れ、商品の陰に隠れてしまいます。

では厚紙にすればいい、とも言い切れません。

レーザープリンター用の厚紙を使っているが、そのままだとコシが足りない。(中略)ラミネートして使うことが多いが、ラミネート工程が省けないか。

市販の厚紙ではコシが足りず、結局ラミネートで補強しているという状態です。実際、サンプルをお試しいただいた方が選んだ厚みも、特厚口38件・超厚口28件と、厚い紙を選ばれています(棚への注意表示に超厚口を使われた例もありました)。

厚み・耐水性・自立する強度を、1枚で満たしたいのがこの用途です。

バックヤードの運用|ラミネーターが足りない、多店舗分が大量

イベント時に学生が商品を販売するのですが、POPを作るためにラミネート器の取り合いになります。

複数店舗分を作るため作成量が大量になる。省力化したい。

印刷してラミネートするのが手間です。1店舗でA4 40枚のメニューを求められる店舗もあり、コストも懸案となっています。

枚数が増えるほど、加工時間は比例して増えます。 耐水紙なら、印刷枚数が増えても追加の工程はありません。

\ 無料サンプルのお申込みはこちらから /


【早見表】掲示方法から選ぶ、POP用耐水紙の厚み

ここからが本題です。POPに使う紙の厚みは、「どう掲示するか」で決まります。

厚みが選べる耐水紙は6種類。用途別の目安は次のとおりです。

掲示方法具体例推奨の厚み紙厚よくある失敗
貼るセール告知・注意書き・フロア案内中厚口125g
厚口185g
0.12
0.18mm
薄すぎて波打つ
差し込む棚レール・什器差し込みPOP特厚口235g
超厚口320g
0.28
0.40mm
くたっと折れる
吊り下げるスイングPOP・商品タグ特厚口235g0.28mm穴が破れる
自立させる卓上・レジ横の自立POP超厚口320g0.40mm立たない・倒れる
メニュー
値札
メニュー・料金表・プライスカード中厚口125g〜
特厚口235g
0.12〜
0.28mm
水拭きでふやける
長く見せる
大きく見せる
縦長POP・棚帯・吊り下げバナー長尺用紙
(中厚口/厚口)
0.12/0.18mm
サイズ297×900mm
A3の貼り合わせで継ぎ目が出る
耐水紙の厚み早見表|貼る・差し込む・吊り下げる・自立させる掲示方法別の推奨厚み(125g〜320g)

以下、それぞれの用途を詳しく見ていきます。

貼るPOP|中厚口125g〜厚口185g

貼るPOP 耐水紙 薄口と厚口の比較|薄い紙は波打ち、厚口は平らなまま掲示できる
左:一般的なコピー用紙 / 右:中厚口(耐水紙)
※イメージ画像

壁面や什器の面にテープやピンで留めるPOPです。もっとも枚数の多い用途でもあります。

  • 中厚口(約0.12mm) — 雑誌の表紙に近い厚み。案内掲示、イベント告知、作業指示書向き
  • 厚口(約0.18mm) — 官製はがきに近い厚み。店内POP、メニュー表、料金表向き

コピー用紙相当の薄口の耐水紙(約0.08mm)でも耐水性はありますが、貼って掲示するには腰が少し足りません。壁面に貼ったときに波打ち、見栄えが落ちる可能性があります。掲示物として使うなら、中厚口以上がおすすめです。

どちらも折り曲げても割れにくいため、二つ折りの案内やカット加工にも対応できます。


差し込む・自立させるPOP|特厚口235g〜超厚口320g

ここが、一般的な耐水紙ともっとも差が出る部分です。

市販の耐水紙は110〜150g程度の厚みが中心で、差し込みPOPや自立POPに使うと厚みと強度が足りず、自立しません。

差し込みPOP 自立POP 耐水紙の厚み比較|110〜150gは前に垂れ、特厚口・超厚口は自立する

厚みが選べる耐水紙の場合、

  • 特厚口(約0.28mm) — 商品タグ、カード台紙、POP台紙相当。差し込み式・立てかけ型に適した厚み
  • 超厚口(約0.40mm) — 会員証、パッケージ用厚紙相当。完全に自立させたい場面向き

この2種には、もうひとつ特徴があります。表面だけでなく、紙の内層にも耐水機能を持たせた構造になっている点です。

一般的な耐水紙は表面のみのコーティングなので、断裁した切り口から水が入ります。内層まで耐水性がある特厚口・超厚口は、断面からの浸水に強く、濡れた状態でも強度を保ちやすいという違いがあります。冷蔵ケース周りや、水拭きを繰り返す売り場では、この差が寿命に効いてきます。

耐水紙の断面構造図 表面塗工と内層耐水の違い|切り口からの浸水に強い特厚口・超厚口

吊り下げるPOP・商品タグ|特厚口235g

スイングPOP、棚から下げる商品タグ、値札タグなどです。穴あけ・角丸・紐通しといった加工にも対応します。

特厚口と超厚口は、単一層で構成された紙です。層を貼り合わせた多層紙と違い、継ぎ目から裂ける心配がないため、穴あけ部分や折りスジがきれいに仕上がります。

吊り下げPOPは風や人の動きで揺れ続けます。薄い紙だと穴の周りから破れますが、0.28mmの厚みがあれば長期の掲示にも耐えやすいです。

吊り下げPOP 商品タグ 耐水紙の厚み比較|薄い紙は穴から裂け、特厚口235gは穴の形が保たれる

メニュー表・値札・プライスカード|中厚口125g〜特厚口235g

飲食店のメニュー表、店頭の料金表、商品の値札やプライスカードです。

耐水と耐油の両方に対応しているため、水拭きができます。 卓上メニューのように客が直接手に取るものでも、汚れたら拭き取れる。ラミネートなしで、この運用が可能です。

紙質の面では、ツヤを抑えたマット調が特長です。ラミネート特有の光沢がないため、店内照明の映り込みが起きにくく、読みやすさが保たれます。

メニュー表 耐水紙とラミネートの比較|ラミネートは照明が映り込み、耐水紙はマットで読みやすい
左:ラミネート加工 / 右:耐水紙
ラミネート特有の光沢がないため、店内照明の映り込みが起きにくくなります
※質感の違いを分かりやすく示したイメージ画像です

実際、当社に届いた声の中にも次のようなものがありました。

パウチが反射して視認性が悪い(マットを使うこともありますが)。

案内板や屋外に掲示する一時的な掲示物のラミネートがもったいない。また、POPなどはラミネートでは違和感がある。

メニュー表は二つ折りにすることも多い掲示物ですが、折っても割れにくいため、折りスジ加工にも対応できます。


縦長POP・棚帯|長尺用紙という選択肢

縦長のPOPや棚帯、吊り下げバナーを、A3用紙を2枚つなげて作っていないでしょうか。

同じ耐水紙シリーズに、297mm × 900mmの長尺用紙があります。レーザープリンター・複合機で長尺印刷ができるため、貼り合わせの継ぎ目が出ません。

長尺POP 棚帯 A3貼り合わせと長尺用紙の比較|継ぎ目が出ない297×900mmの耐水紙

厚みは2種類で、選び方はこの記事の掲示方法軸と同じです。

  • 中厚口125g — 貼って使う掲示向き(店舗内POP、縦長POP、売り場案内)
  • 厚口185g — 吊り下げて使う掲示向き(吊り下げPOP、簡易横断幕)

Amazonで20枚 1,980円から購入できるため、小ロットで試せます。

ひとつだけ確認が必要です。お使いの複合機が297×900mmの長尺印刷設定に対応しているかを、事前にご確認ください。通常サイズ(A4〜B4)と条件が違うのは、この点だけです。耐水性・耐油性・屋外での使い方は、6種類の耐水紙とまったく同じ考え方で使えます。

詳しくは長尺用紙を20枚から低価格で販売中|長尺印刷の内製化に最適!をご覧ください。


厚みを間違えると、どうなるか

実際にサンプルをお試しいただいた方から、厚み選びの失敗例も届いています。判断の参考になるので、そのままご紹介します。

事例1:中厚口を、長時間濡れる場所に使った

中厚口は、紙のコシがない為か2〜3日で剥がれ落ちた。水分を吸ったようなシワもできて長期間濡れる状況では使いづらい。現在厚口でテスト中。

事例2:屋外の看板に中厚口を使った

最初は中厚口を使いましたが、外で雨にぬれるとさすがに波打つような状態になりました。次に思い切って一番厚い超厚口を使い同じように外看板に使用しました。

ここから導ける判断軸はシンプルです。

濡れる時間が長いほど、厚い方を選ぶ。

短時間の水濡れなら中厚口でも足りますが、雨がかかり続ける屋外や、常に湿気のある場所では、厚口以上を選んだほうが確実です。迷ったら、無料サンプルで6種類すべてを実際の場所に貼って比べるのが、いちばん早い方法です。

\ 無料サンプルのお申込みはこちらから /


どんな店舗で、どう使われているか

実際の使用例

店頭フェアPOPでの使用例 フェアPOP/株式会社ラグノオささき(青森県)
店頭フェアPOPでの使用例 商品プライスカードでの使用例 イベント駐車場看板での使用例 フェス設備での使用例 イベント資材での使用例 屋外イベントメニューPOPでの使用例 屋内イベントメニューでの使用例 高湿度環境での使用例 展示会POPでの使用例 屋外農業用POPでの使用例 自治会の掲示物での使用例 NPO屋外掲示での使用例 屋外研究用途での使用例 店舗掲示での使用例 屋外掲示での使用例 観光施設での掲示例 農業用ラベルでの使用例 屋外看板での使用例 飲食店メニューでの使用例 店内メニューでの使用例 POP掲示での使用例 封筒での使用例 保育園での制作物 ヨガ教室ポスターでの使用例 店頭ポスターでの使用例

お客様の声

湿気の多い場所でもヨレない

株式会社ラグノオささき(青森県)/超厚口使用


印刷の仕上りも申し分なく、湿気の多い場所に設置した掲示物もヨレることなく使用できています。

使い捨てのラミネートコストがもったいないと感じていた

鎌倉ビール醸造株式会社(神奈川県)/厚口使用


単発の屋外イベントでは使い捨てになるラミネートのコストが気になっていましたが、耐水紙なら屋外でも風にあおられず快適に使えました。環境配慮の面でも良く、今後は限定商品メニューにも使いたいと考えています。

台風の大雨後も、破れずきれいな状態を維持

公益財団法人鼓童文化財団(新潟県)/中厚口使用


屋外イベントの駐車場コーン掲示として設置し、台風の大雨を経た数日後も破れずきれいな状態を維持していました。

そのほかの使われ方

お名前は伏せますが、次のような使い方も報告されています。

  • 土産菓子の販売店 — 常温・冷蔵・冷凍の各コーナーで、商品POPとプライスカードに使用
  • カフェ — 写真入りのカードメニューに使用。「以前はアート紙系の厚紙で作っていたが、お客さまの手もとで水に濡れることが多く長持ちしなかった」
  • 農産センター・産直直売所 — 屋外POP、プライスカード、小ロット商品の商品表示
  • 店舗入口の外 — 注意掲示。「ラミネーターが店舗には無く毎回オーナーに依頼して加工してもらっていた為、迅速な更新がしづらい状況にありました」
  • 屋外イベント・マルシェ — メニューPOP、PR看板、駐車場案内

数字で見ると

2026年4月から9月までにお申し込みいただいた727件の内訳です。

項目結果
用途にPOPを挙げた方209件(用途をご記入いただいた449件の46.5%)
掲示物236件(52.6%)
案内表示123件(27.4%)
メニュー90件(20.0%)
印刷環境レーザープリンター352件/複合機302件/外部印刷会社73件

お申し込みいただいた方の約9割が、自社のレーザープリンターまたは複合機で印刷されています。 POPの内製化は、すでに多くの店舗で進んでいます。

テスト結果をご報告いただいた86件では、満足・やや満足が58件(67.4%)、今後の活用に前向きなご回答が64件(74.4%)でした。

「不満・やや不満」とご回答いただいたのは11件でした。その内容を1件ずつ確認したところ、耐水性能そのものへの不満はほとんどありませんでした。主な原因は、機器との相性です。以下の項目で詳細を記載しています。
 ▶自社のプリンターで、厚い紙が通るか【最重要】


ラミネートを「切る」手間から解放される

見落とされがちですが、ラミネートの手間は「通すこと」だけではありません。切ることも手間です。

ラミネート加工は、フィルムに挟んでから切るという順番になります。このため、次のような制約が生まれます。

  • 四辺にフィルムのフチを残さないと、切り口から剥がれてくる
  • フチを残すと、狙ったサイズより一回り大きくなる
  • 変形POPや丸型POPは、カットの手間が跳ね上がる
  • 角が鋭くなり、売り場で危険な場合がある

実際に、こんな声が届いています。

新メニューやシーズンの差し替えが頻繁で、パウチが煩雑。パウチ後の切り抜きが面倒。

POP等のパウチ時にサイズが決まっているので、定形サイズ以外の掲示物が必要な時は側面のパウチができず、雨天時濡れてしまう(サイズに合わせてカットするので側面のパウチが無くなってしまうから)。

後者は、ラミネートの構造的な弱点をよく表しています。定形外のサイズに切ると、切った辺のフィルムが開き、そこから水が入るのです。

厚みが選べる耐水紙の特厚口・超厚口は紙の内層にも耐水性があるため、どこで切っても切り口から水が入りにくく、フチの処理も要りません。什器に合わせた変則サイズも、丸型も、自由に作れます。

ラミネートと耐水紙のカット比較|ラミネートはフチが残り切った辺から水が入る、耐水紙はサイズどおりに切れる

ラミネートから切り替える4ステップ

一度にすべてを切り替える必要はありません。無理のない進め方をご提案します。

ステップ1|いまラミネートしているPOPを書き出す

毎月ラミネートしているPOPの用途と枚数を書き出してください。そのうち、貼り替え頻度が高いものが切り替えの候補です。

逆に、年に1回しか作り替えない屋外の常設看板は、ラミネートのままで構いません。

ステップ2|無料サンプルで、自社のプリンターを試す

ここがもっとも重要なステップです。

無料サンプルは6種類の厚み×各2枚(計12枚)をお送りしています。お使いのプリンター・複合機で実際に印刷し、実際の掲示場所に貼って確かめてください。

なぜこのステップが重要なのかは、次の章でご説明します。

ステップ3|貼り替えの多い1用途だけ置き換える

いきなり全用途を切り替えず、週替わりの棚POPなど、効果が見えやすい1用途から始めてください。1か月運用すれば、作業時間の変化と、掲示物の持ち具合が実感できます。

ステップ4|厚みとサイズを固定して、発注ルールにする

定番化したら、用途ごとに厚みとサイズを決めて社内ルールにします。

多店舗展開されている場合は、本部で厚みとサイズを統一すると、店舗ごとに仕上がりがバラつく問題も同時に解消できます。実際、「店舗ごとに仕上がりがバラバラ」という課題は、当社にも多く寄せられています。


導入前に必ず確認したいこと

ここでは、実際にサンプルをお試しいただいた方から届いた「うまくいかなかった報告」をもとに、先に確認しておくべき点をまとめます。

① 自社のプリンターで、厚い紙が通るか【最重要】

テスト結果報告86件のうち、「不満・やや不満」とご回答いただいたのは11件でした。その内容を1件ずつ確認したところ、耐水性能そのものへの不満はほとんどありませんでした。

主な原因は、機器との相性です。

超厚口紙は、現在使用しているプリンタでは内部で詰まって印刷できなかった。

弊社のコピー機では、超厚口、特厚口が通らず、厚口ではきれいにコピーができました。あくまでも弊社のコピー機での話です。

最薄口、薄口、超厚口は印刷機の性能上、見当が合わず印刷できなかった。中厚口〜特厚口は印刷品質上問題なく、使用感も問題なかった。

紙が悪いのではなく、機器が対応していなかったというケースです。とくに超厚口(0.40mm)は、対応紙厚の上限に近い機種が少なくありません。

だからこそ、まず無料サンプルで実機テストをおすすめしています。 買ってから通らないと分かるのが、いちばんもったいない結果です。

② インクジェットプリンターには対応していません

厚みが選べる耐水紙は、レーザープリンター、およびレーザー方式のコピー機・複合機専用です。

これも実際にあった報告です。

レーザープリンターと勘違いしておりましたが、当方インクジェットプリンターでした。

店内にはレーザープリンタがないので、インクジェット対応だと助かります。

お申し込み前に、店舗の機器がレーザー方式かどうかをご確認ください。

印刷機の対応表

③ 印刷時の設定

  • 手差しトレイでの印刷を推奨します
  • 中厚口以上は、機器の用紙設定を「厚紙」「厚手」などに変更してください
  • 静電気で複数枚がくっつくことがあるため、印刷前に紙を軽くほぐしてください
  • 印刷直後は熱で反りが出ることがあります。平置きでなじませてからご使用ください

④ 筆記具との相性

手書きで価格や文字を書き込む運用をされている場合は、ご注意ください。

筆記具定着
鉛筆・シャープペンシル◎ 書いた直後から定着
ボールペン・油性ペン〇 数秒〜数十秒で定着
※ただし、使用するペンの種類によってうまく定着しない可能性もあり
水性ペン× 紙がインクを弾くため不向き

⑤ 屋外は「短期」向き。完全防水ではありません

屋外での短期掲示は問題なくご使用いただけます。 一方、直射日光や雨ざらしが続く長期掲示は想定していません。

この条件は、6種類の耐水紙も長尺用紙も同じです。長期の屋外掲示や完全防水が必要な場面では、ラミネートや別の素材のほうが向いています。

前述のとおり、濡れる時間が長いほど厚い方を選ぶのが基本です。

⑥ サイズはA4だけではありません

A4のほか、A3・B5・B4をご用意しています。「A4サイズしかない」と誤解されたままご検討を終えられた例が実際にありました。

A4サイズしかないため、現在のA3の活用と比較すると採用が難しい。

A3もございます。縦長POPや棚帯には、長尺用紙(297×900mm)という選択肢もあります。

⑦ 印刷品質は、実物で確認してください

店頭は、さまざまな方向から照明が入る環境です。印刷面の質感については、次のようなご指摘もいただいています。

印刷面の濃度の濃い部分の光沢感が均一でなく、でこぼこした擦れたような感じ。(中略)店頭では様々な方向から照明が入るため、表面の反射ムラ・でこぼこ感が気になった。

マット調で反射しにくいことは耐水紙の特長ですが、機器や設定によって仕上がりに差が出ます。ベタ塗りの多いデザインを使う場合は、サンプルでの確認をおすすめします。

\ 無料サンプルのお申込みはこちらから /

\ 厚みが選べる耐水紙の詳細・購入はこちら /


コストはどう変わるか

用紙代だけを比べれば、一般的なコピー用紙等よりも耐水紙のほうが高くなります。ここは正直にお伝えします。

変わるのは、工程の数と費用の内訳です。

ラミネート加工にかかるのは、フィルム代だけではありません。加工の作業時間、ラミネーター本体、電気代、メンテナンス、そして作り直しの分が積み上がります。耐水紙は、紙の費用だけで完結します。

もうひとつ、見落とせない要素があります。ラミネートフィルムの主原料は、原油・ナフサ由来の石油化学製品です。原油価格や国際情勢の影響を受けやすく、2026年に入ってからも値上げが進んでいます。耐水紙は石油由来のフィルムを使わないため、この影響を受けにくいという違いがあります。

具体的な金額の比較は、別記事で条件を明示したうえで試算しています。

▶ ラミネート1枚のコストはいくら? フィルム値上げで変わる耐水紙との費用比較

なお、廃棄の手間も変わります。ラミネートは紙とフィルムの分別が必要ですが、耐水紙はそのまま紙ごみとして捨てられます。ECFパルプ100%を使用し、蛍光染料・フッ素系耐油剤も使っていないため、古紙リサイクルにも対応します。

ラミネートを使用しているが、メニューや価格が変わるたびに作り替えるため廃棄が発生する。分別できないためエコじゃないと感じている。

こうした声にも、そのまま応えられる運用です。


POP以外の用途にも使えます

この記事では店舗のPOPを中心にご説明してきましたが、他の用途でもそのまま使えます。

  • 施設の案内表示・フロア案内 — 中厚口〜厚口
  • 工場・倉庫の注意喚起、作業手順書 — 中厚口〜厚口
  • 屋外で使用するチェックシート・作業リスト — 薄口〜厚口
  • 四つ折りにしてポケットに入れて持ち運ぶ — 薄口〜中厚口
  • 包装紙・チラシ・取扱説明書 — 最薄口〜薄口
  • 商品タグ・ショップカード — 特厚口
  • パッケージ台紙・什器の背板 — 超厚口

実際、次のような使われ方もご報告いただいています。

▼掲示物・屋外掲示物・封筒・水槽掲示・家庭菜園の品種表示・ミツバチ巣箱の管理表示など
 (スライダーを横にずらして確認できます)

店頭フェアPOPでの使用例 フェアPOP/株式会社ラグノオささき(青森県)
店頭フェアPOPでの使用例 商品プライスカードでの使用例 イベント駐車場看板での使用例 フェス設備での使用例 イベント資材での使用例 屋外イベントメニューPOPでの使用例 屋内イベントメニューでの使用例 高湿度環境での使用例 展示会POPでの使用例 屋外農業用POPでの使用例 自治会の掲示物での使用例 NPO屋外掲示での使用例 屋外研究用途での使用例 店舗掲示での使用例 屋外掲示での使用例 観光施設での掲示例 農業用ラベルでの使用例 屋外看板での使用例 飲食店メニューでの使用例 店内メニューでの使用例 POP掲示での使用例 封筒での使用例 保育園での制作物 ヨガ教室ポスターでの使用例 店頭ポスターでの使用例

業種別の詳しい選び方は、以下の記事でご紹介しています。


よくある質問

ラミネートなしで、本当に大丈夫ですか?

はい。耐水・耐油性があるため、水濡れや湿気のある環境でも、一般的な紙に比べふやけたりヨレたりしにくく、ラミネートなしで掲示できます。ただし完全防水ではないため、長時間水に浸る用途や、屋外での長期掲示には向きません。

どの厚みを選べばいいですか?

掲示方法で決まります。貼るなら中厚口〜厚口、差し込む・自立させるなら特厚口〜超厚口、吊り下げるなら特厚口が目安です。濡れる時間が長い場所ほど、厚い方をお選びください。迷われる場合は、無料サンプルで6種類すべてをお試しいただけます。

店舗の複合機で印刷できますか?

レーザー方式の複合機であれば印刷できます。インクジェット方式には対応していません。ただし、すべての機種との互換性を保証するものではなく、特に特厚口・超厚口は機種によって給紙できない場合があります。必ず事前にテスト印刷を行ってください。

水拭きできますか?

できます。耐水・耐油仕様のため、汚れを拭き取れます。卓上メニューや厨房まわりの表示にもご利用いただけます。

屋外でどのくらい持ちますか?

短期の屋外掲示を想定しています。設置環境(直射日光、雨、風)によって差が大きいため、期間の目安は一律にはお伝えできません。実際の設置場所でサンプルをお試しいただくのが確実です。

両面印刷はできますか?

できます。
耐水性能に関して:最薄口のみ片面塗工なのでご注意ください。表裏を確認し、よりツルツルした面が耐水性のある塗工面です。それ以外は両面塗工です。

A4以外のサイズはありますか?

A4・A3・B5・B4の4サイズをご用意しています。縦長POP用には、297×900mmの長尺用紙もあります。特注サイズもご相談いただけます。

ラミネートとパウチは何が違うのですか?

日常的にはほぼ同じ意味で使われていますが、印刷業界では区別されています。

・パウチ加工は、印刷物より一回り大きい2枚のフィルムで全体を包み込み、熱で圧着して密封する方法です(ホットラミネートとも呼ばれます)。四辺に「ミミ」と呼ばれる透明なフチが数ミリ出るのが特徴です。

・ラミネート加工は、狭義には印刷物の片面にフィルムを貼る加工を指します。フチが出ない代わりに、裏面と断面は保護されません。

店舗や事務所にある小型の機械は「パウチラミネーター」と呼ばれ、実際に行っているのはパウチ加工です。この記事で「ラミネート」と書いているのも、この方式を指しています。

どちらにしても、フィルムで挟む(貼る)工程が必要な点は変わりません。

印刷後のカットはどうすればいいですか?

一般紙と同じように、裁断機やカッターで切れます。ラミネートと違ってフィルムのフチを残す必要がないため、什器に合わせた変則サイズも作りやすくなります。ただし特厚口・超厚口はハサミでは切りにくいため、断裁機か定規を当てたカッターをご使用ください。

少量から試せますか?

無料サンプル(6種類×各2枚)をご用意しています。ご購入はAmazonで20枚から購入可能です。

\ 無料サンプルのお申込みはこちらから /

多店舗分をまとめて注文できますか?

可能です。500枚・1,000枚単位はECサイト(STORES)から購入できます。それ以上の大ロットや特注サイズは、お問い合わせフォームよりご相談ください。法人向けのお見積りにも対応しています。

▶ STORESでまとめて注文する
クリックで購入先へ移行


まずは、実物で確かめてください

紙の厚みは、カタログの数字だけでは判断が難しいものです。実際に印刷して、実際の売り場に貼ってみるのが、いちばん確実です。

とくに確認していただきたいのは、次の2点です。

  1. お使いのプリンター・複合機で問題なく印刷できるか(テスト報告で「不満」となった主因はここでした)
  2. 実際の掲示場所で、波打ちや耐久性がどうか

無料サンプルのお申し込み

6種類の厚み × 各2枚(計12枚)を無料でお送りしています。

用途をお伺いしたうえで、最適な厚みのご提案も無料で承ります。「どの厚みが合うか分からない」という段階でも、お気軽にお申し込みください。

▶ 無料サンプルのお申し込みはこちら

ご購入について

厚みが決まっている場合は、用途に応じて購入先をお選びいただけます。

スクロールできます
ご希望購入先取り扱い
少量・お試し・お急ぎAmazon
▶クリックで購入先へ移行
20枚/100枚/1,000枚
(A4・A3・B5・B4)
業務用・まとめ買いSTORES
▶クリックで購入先へ移行
500枚/1,000枚
(A4・A3・B5・B4)
縦長POP・棚帯Amazon(長尺用紙)
▶クリックで購入先へ移行
20枚 1,980円〜
(297×900mm)

500枚・1,000枚をご購入の場合は、STORESのほうが1枚あたりのコストを抑えられます。

大ロット購入、特注サイズ、定期納入のご相談も承っています。

▶ お問い合わせはこちら
  TEL:0258-46-9110


関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次