和紙とは、日本で古くから使われてきた天然繊維を原料とする紙です。
軽さ・強さ・風合いに優れ、現在でも建築・包装・文化用途など幅広く活用されています。
この記事では、和紙の特徴・洋紙との違い・現代での使われ方を分かりやすく解説します。
和紙とは?
和紙とは、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などの天然繊維を原料に、日本独自の製法で作られた紙のことです。
木材パルプを主原料とする洋紙とは異なり、繊維が長く絡み合うため、薄くても強度が高いという特長があります。
現在では、伝統工芸だけでなく、内装材・包装資材・掲示用途など、実用的な分野でも利用されています。

和紙の特徴
和紙が長く使われ続けてきた理由は、以下のような特性にあります。
① 強くて破れにくい
和紙は繊維が長く、絡み合う構造をしているため、
薄くても引き裂きに強いのが特徴です。
折り曲げや扱いが多い場面でも、破れにくさが活きます。
② 軽くてしなやか
繊維の構造により、紙全体が柔軟で、
折り・加工がしやすい点も和紙ならではです。
③ 通気性が高い
和紙は繊維の隙間が適度にあるため、
湿気がこもりにくく、通気性に優れています。
障子や内装材に使われてきた理由のひとつです。
④ 自然素材で安心
主原料は天然繊維。
自然素材を活かした紙として、環境配慮の観点でも注目されています。
⑤ 独特の風合い・質感
表面の繊維感や温かみのある質感は、
洋紙にはない和紙特有の魅力です。
見た目の上質さを重視する用途にも向いています。
和紙の良さ・メリット|なぜ今も使われる?
和紙は「昔ながらの紙」というイメージを持たれがちですが、
現在でも多くの場面で選ばれています。
- 長期使用に耐える耐久性
- 見た目の高級感・温かみ
- 用途に応じた加工・応用のしやすさ
見た目だけでなく、実用面でも優れている点が、
今も和紙が使われ続けている理由です。
洋紙とは?|現代の生活に欠かせない紙素材
洋紙とは、西洋から伝わった製法で作られる紙のことを指します。
現在、私たちの身の回りにある紙製品のほとんどが、この洋紙にあたります。
主な原料は「木材パルプ」と呼ばれるものです。これは、木を細かく砕いて繊維を取り出した素材で、大量の水と混ぜて薄く広げ、機械で乾燥・加工して紙に仕上げます。
こうして作られる洋紙は、表面がなめらかで均一。インクがしっかり定着するため印刷に適しており、書籍や印刷物の普及とともに急速に広まりました。
コピー用紙、ノート、新聞、雑誌、教科書、図画工作用紙、包装紙、名刺、カレンダーなど――
私たちが日常で目にする紙のほとんどが、この洋紙によって作られています。
用途に応じて、厚みや質感、強度、色などが異なる多種多様な洋紙が開発されており、印刷や包装、工業用途まで幅広く活用されています。

和紙と洋紙の違い【比較表】
和紙と洋紙の違いを、分かりやすく比較します。
| 比較項目 | 和紙 | 洋紙 |
|---|---|---|
| 主な原料 | 楮・三椏・雁皮などの天然繊維 | 木材パルプ |
| 繊維の長さ | 長い | 短い |
| 強度 | 薄くても強い | 均一だが裂けやすい |
| 風合い | 自然で温かみがある | フラット |
| 主な用途 | 伝統用途・特殊用途 | 印刷・事務用途 |
用途や求める性能によって、
和紙と洋紙を使い分けることが重要です。
和紙はどんな用途で使われている?
和紙は現在、さまざまな分野で活用されています。
建築・内装用途
- 障子
- 壁紙
- インテリア装飾
通気性や質感が活かされる分野です。
包装・ラッピング用途
- ギフト包装
- 商品包み
- 緩衝材
見た目の印象を大切にしたい場面で使われます。
文化・教育用途
- 書道
- 工芸
- 学習教材
日本文化を伝える素材として欠かせません。



和紙の製造工程|手間をかけて生まれる一枚
和紙は、自然の恵みと人の手間を惜しまない工程によって、一枚一枚丁寧に作られています。
ここでは、代表的な手漉き和紙の製造工程を簡単にご紹介します。
① 原料の準備(植物繊維の洗浄)
楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などの原料となる植物の皮を剥がし、流水にさらして不純物や汚れを丁寧に洗い流します。
② 煮沸・柔軟化(繊維を煮る)
繊維をアルカリ性の液体で煮て柔らかくします。
昔は木灰を使ってアルカリ液を作っていたことから、自然素材への配慮がうかがえます。
③ 打解(だかい)=繊維をほぐす
煮た繊維を細かく砕いてほぐし、繊維同士が絡みやすい状態にします。
現在は機械を使用しますが、かつては棒でたたいて手作業で行っていました。
④ 紙漉き(かみすき)
水を張った漉き舟に繊維を均等に広げ、簀(す)と呼ばれる道具で紙の形にすくい上げます。
この工程で和紙独特の風合いや厚みが決まります。
⑤ 圧搾・乾燥
余分な水分を取り除いたあと、板に貼って天日や乾燥機でじっくり乾かします。
乾燥後に剥がせば、和紙が完成です。
こうした工程をひとつひとつ丁寧に積み重ねることで、丈夫で美しい和紙が生み出されます。
機械では再現できない、手仕事ならではの温もりや質感がそこに宿ります。


関連商品紹介|弊社で扱う和紙アイテム
「紙の相談窓口|機能紙選定ナビ」では、様々な商品を直接販売しております。
その中から、和紙に関するおすすめ商品をピックアップしてご紹介いたします。
中性紙和紙「天山」
▶高保存性と温かみを両立したOA和紙
商品画像

黒色背景時 紙の透け具合イメージ



\ 印刷時のイメージ画像 /





| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 紙の名称 | 中性紙和紙 天山 |
| 紙の種類 | 中性紙和紙(酸化による劣化を防止) |
| 保存性 | 中性抄造により酸性劣化を防止。長期保存に適し、文書や作品を色褪せずに残せる |
| 紙厚 | 約0.1mm(一般的なコピー用紙は約0.08mm)でしっかりした厚み |
| 風合い・質感 | 表面:ややつるつる/裏面:和紙特有のざらざらとした手触り |
| 見た目の印象 | ナチュラルな白色に繊維の表情がうっすらと浮かぶ。落ち着きと重厚感のある仕上がり |
| 印刷対応 | インクジェットプリンター・レーザープリンター対応(手差し推奨) 文字や図版も鮮明に印刷可能 |
| 紙粉対策 | 特殊処理により紙粉が少なく、コピー機の自動給紙にも対応 |
| 視認性 | 非光沢仕上げで照り返しが少なく、長時間の読書や高齢者にも優しい設計 |
| 主な用途 | 公文書/社寺の記録/書道作品コピー/歴史的資料の複製/保存版社史/賞状・証書など |
| 表現力・品格 | 普通紙では表現しきれない趣や真心を伝えることができる、高品位な和紙 |
| 価格(税込み) | A3サイズ:1000枚入 18,700円(100枚入×10袋) A4サイズ:1000枚入 9,900円(100枚入×10袋) B4サイズ:1000枚入 14,300円(100枚入×10袋) B5サイズ:1000枚入 7,150円(100枚入×10袋) |
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色付き中性紙和紙「千年の和紙」
▶非木材繊維から生まれた超寿命OA和紙







千年の和紙は、名前が示す通り1000年残すことを目指して開発された和紙シリーズです。特徴は原料に木材パルプを使わず、非木材由来の繊維だけで作られている点です。それぞれ異なる植物繊維を活かした6種類のラインナップがあります。中性抄紙技術により酸を含まないため、経年劣化や変色に極めて強い紙に仕上がっています。「千年の和紙」はインクジェットプリンタ・レーザープリンター対応のOA和紙でもあり、現代の印刷機で扱いやすいよう紙厚や寸法も整えられています。
ラインナップの6種類それぞれが風合いと特性の異なる紙となっており、用途に応じて選べます。それぞれの千年和紙には植物繊維ならではの独特な風合いがあり、見た目の美しさと保存性を両立しています。「大事な文書を半永久的に残したい」「博物館級の保存用紙が欲しい」というニーズに応える究極の中性紙和紙と言えるでしょう。非木材資源の活用というエコの側面でも優れており、長期保存と環境配慮を両立した未来志向の用紙です。
| 種類(素材名) | 用途 | 特徴 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 麻(あさ) | 登記証明書、契約書、台帳、法律・税務書類など | 麻を使った強靭な中性和紙。紙粉が少なく機械適正が良い。特に耐折強度があり長期保存用に最適。自動給紙でコピー可能。 | 【A4サイズ】 500枚入:7,700円 (1袋20枚入×25袋) ▶購入はこちら |
| 竹(たけ) | 書道手本、墨絵、版画用紙、古文書、案内状など | 竹の繊維による柔らかでしなやかな紙質。吸水性が高く墨やインクの含みが良い。独特の風合いを持つ中性和紙。 | 【A4サイズ】 500枚入:7,425円 (1袋20枚入×25袋) ▶購入はこちら |
| 三椏(みつまた) | 登記申請用紙、契約書、証明書、台帳用紙、法律・税務書類、永久保存用紙、古文書、手紙など | 平滑で優美な光沢があり、インクの発色・定着が良好。長期保存に最適な最高級中性和紙。 | 【A4サイズ】 500枚入:15,125円 (1袋20枚入×25袋) ▶購入はこちら |
| 雁皮(がんぴ) | 永久保存用紙、古文書、契約書、書道手本、和帖、家系図、和綴じ帳、手紙など | 非常に平滑で上品な光沢をもつ最高級中性和紙。雲肌模様の趣ある質感で、長期保存に適している。 | 【A4サイズ】 500枚入:12,650円 (1袋20枚入×25袋) ▶購入はこちら |
| 稲(いね) | 案内状、見積書、メニュー、手紙など | 稲わらを原料にした硬く締まった紙質。金銀の砂子(微細な箔粉)を漉き込んだ気品ある和紙で、紙粉が少なく機械適性も高い。 | 【A4サイズ】 500枚入:8,250円 (1袋20枚入×25袋) ▶購入はこちら |
| ケナフ | 見積書、案内状、便箋、印刷用紙、契約書など | 環境配慮型素材ケナフを使用。成長過程で大量のCO2を吸収するため地球に優しい中性紙。自然な風合いと3色のカラー展開(各色10枚)で、印刷物を個性的に演出できる。機械適正も良く自動給紙でコピー可。 | 【A4サイズ】 750枚(各色250枚)9,625円 (1袋30枚入×25袋) ▶購入はこちら 色味構成 ・うすむらさき ・うすみずいろ ・ペールオレンジ |
※和紙の色味の順(左から白色→右に進むにつれ茶色に)
あさ→たけ→みつまた→がんぴ→いね
※ケナフ3色の色味
うすむらさき・うすみずいろ・ペールオレンジの構成
※全てOA和紙:インクジェット・レーザープリンター対応

千年の和紙 麻(あさ)


■品名:千年の和紙 麻(あさ)
■特徴:
麻を使った強靭な中性和紙。紙粉が少なく機械適正が良い。特に耐折強度があり長期保存用に最適。自動給紙でコピー可能。
■用途:
登記証明書、契約書、台帳、法律・税務書類など
■価格(税込)
500枚入:7,700円
(1袋20枚入×25袋)
千年の和紙 竹(たけ)


■品名:千年の和紙 竹(たけ)
■特徴:
竹の繊維による柔らかでしなやかな紙質。吸水性が高く墨やインクの含みが良い。独特の風合いを持つ中性和紙。
■用途:
書道手本、墨絵、版画用紙、古文書、案内状など
■価格(税込)
500枚入:7,425円
(1袋20枚入×25袋)
千年の和紙 三椏(みつまた)


■品名:千年の和紙 三椏(みつまた)
■特徴:
平滑で優美な光沢があり、インクの発色・定着が良好。長期保存に最適な最高級中性和紙。
■用途:
登記申請用紙、契約書、証明書、台帳用紙、法律・税務書類、永久保存用紙、古文書、手紙など
■価格(税込)
500枚入:15,125円
(1袋20枚入×25袋)
千年の和紙 雁皮(がんぴ)



■品名:千年の和紙 雁皮(がんぴ)
■特徴:
非常に平滑で上品な光沢をもつ最高級中性和紙。雲肌模様の趣ある質感で、長期保存に適している。
■用途:
永久保存用紙、古文書、契約書、書道手本、和帖、家系図、和綴じ帳、手紙など
■価格(税込)
500枚入:12,650円
(1袋20枚入×25袋)
千年の和紙 稲(いね)



■品名:千年の和紙 稲(いね)
■特徴:
稲わらを原料にした硬く締まった紙質。金銀の砂子(微細な箔粉)を漉き込んだ気品ある和紙で、紙粉が少なく機械適性も高い。
■用途:
案内状、見積書、メニュー、手紙など
■価格(税込)
500枚入:8,250円
(1袋20枚入×25袋)
千年の和紙 ケナフ


■品名:千年の和紙 ケナフ
■特徴:
環境配慮型素材ケナフを使用。成長過程で大量のCO2を吸収するため地球に優しい中性紙。自然な風合いと3色のカラー展開(各色10枚)で、印刷物を個性的に演出できる。機械適正も良く自動給紙でコピー可。
■用途:
見積書、案内状、便箋、印刷用紙、契約書など
■価格(税込/送料込)
750枚入(各色250枚)9,625円
(1袋30枚入×25袋)

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和紙の魅力は用途の広さにも|奉書紙もその一つ
和紙は、障子や書道用紙だけでなく、贈答用や祭事の場でも重宝される紙として、さまざまな種類があります。
その中のひとつが「奉書紙(ほうしょし)」です。
奉書紙は、かつては公文書にも使われた格式の高い和紙で、厚みと白さが特長です。
現在では、のし紙・金封・祭事用の敷紙などに使われるほか、用途に応じて赤く染めた「赤奉書紙」もあります。
赤奉書紙 活用例
正月飾りに活用


鏡餅と一緒に活用(宝紙として活用)


袴紙として活用


その他、様々な用途に活用できます。
赤奉書紙 詳細




※画像は500枚入/1箱 購入時の例です
商品説明
- 入り数 : 10枚 / 100枚 / 500枚 から選択可能
- 奉書紙サイズ : A4判 210×297mm / 半紙判 242×333mm / 柾判 530×394mm から選択可能
- 紙の特徴 :
片面は赤色、片面は白の奉書紙です。赤色面はつるつると滑らかで、白色面は少しざらっとしています。 - 使用用途 :
一般的な奉書紙と組み合わせて、のし紙やのし袋を作るときに使われます。
赤奉書紙 価格
| サイズ | 枚数 | 価格 (税込) | Amazon |
| A4判(210×297㎜) | 10枚 | 900円 | 送料無料 購入 |
| 半紙判(242×333㎜) | 10枚 | 990円 | |
| 柾判(530×394㎜) | 10枚 | 1,700円 | |
| 500枚 | 19,800円 |
まとめ|和紙は伝統と機能をあわせ持つ、今も活きる素材
現代では洋紙が主流となりましたが、和紙ならではの風合いや柔らかさ、強さは、ほかにはない魅力です。
伝統的な技法を受け継ぎながらも、耐水加工や染色など新しい技術との融合によって、和紙は今も進化を続けています。
障子や書道といった用途にとどまらず、装飾や雑貨、パッケージ、そして現代のビジネスシーンにも活用される和紙。
ぜひ一度、日本の紙文化にふれてみてください。きっと新しい発見があります。




弊社では和紙をはじめ、さまざまな「紙」の取り扱いがございます。
紙についてのご相談や、サンプル品のご提供、お見積り等も承っております。
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電話でのお問い合わせ ☎:0258-46-9110

























