段ボール製品の使われ方、段ボールの可能性のはなし

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段ボールについて

みなさんは、段ボールと聞いて何を連想されるでしょうか?

一番に思い当たる物が、段ボールケースではないですか?

生活用品から電化製品・工業・農業・医薬品等々、ありとあらゆる物が生産者から消費者の手に届くまで
段ボールケースで運搬されています。

ですが最近では、いろいろな物が段ボールで製品化されている事を、ご存知でしょうか?


段ボール製の収納ボックス・パーテーション・机・イス・簡易トイレなど、段ボール棺まであります。


中でも、メディアなどでも取り上げられた、東京オリンピック選手村の段ボールベッドなどは記憶に新しい事かと思います。

この段ボールベッド
今も導入を検討している所も多いようです。
世界的に見ても避難所のスタンダードは、簡易ベットです。
深部静脈血栓症 (エコノミークラス症候群) の予防にもなると言われています。

地震・水害等、災害の多い日本ですが、最近までの避難所では雑魚寝が一般的でした。

足腰の弱いご年配の方などは、大変な思いだったでしょう・・・
昨今は徐々にですが、段ボールベッドや段ボールパーテーションが導入されるようになり
以前より、かなり環境の良い避難所になったのではないでしょうか。

ベッドもパーテーションも、なぜ段ボールが使用されるかご存じでしょうか?
下記では段ボールのメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

段ボール 活用のメリット

  • サイズの充実と単価の安さ
  • 軽くて移動に便利
  • 印刷・バーコード等を簡単に入れられ情報発信ツールとして使える
  • 保管場所を最小限に抑えられる
  • 使い回す事が少なく衛生的
  • 汎用性があり、いろいろな形に加工が可能
  • 使用後は再生可能な素材なので、リサイクルできる
    (リサイクルされない場合でも最後は土に還ります)

段ボール 活用のデメリット

  • 湿気を吸収しやすいので、保管場所を選ぶ必要がある
  • 木やプラスチック等にくらべ、強度に欠ける
  • 水に弱いので、屋外での使用は不向き

などなど、これらはメリット・デメリットのほんの一例です。

また、ダンボール製品は使う場所・用途によって左右されることがあります。

では、どの様な所での使用が、ダンボール製品に向いているのでしょうか?

段ボール製品 どんな所に向いてるの?

児童施設や老人介護施設等

軽くて動かしやすく、接触しても怪我しにくい段ボールは、幼稚園・保育所等 子供が元気に動き回る場所に向いています。

すでに段ボールハウスやパーテーション・本棚など、使用事例も多いようです。

実際の使用例

簡易段ボールハウス(子供用)
大きい部屋の一角に、新たな部屋として
段ボールパーテーションの活用例
実際の中の様子
パーテーションの裏を有効活用
大人が上から様子を見ることも可能

その他、お年寄り・介護が必要な方の多い介護施設などでは、
 
・簡単に動かせる(軽い)
・足をぶつけても痛くない
・万が一倒れてきても重くないので大事に至りにくい
 
転倒などでの衝突事故の観点からも、おすすめです。

自治体や大型施設

避難所になりうる施設には、安価で収納にも場所を取らない、段ボールベットやパーテーションなどがおすすめです。

在宅でお仕事されている方など

昨今、テレワーク等で自宅でお仕事をされている方も多いと思いますが、一般住宅では集中してお仕事をするスペースがない、と言うお悩みを聞くことがあります。


そんな時に、生活スペースとお仕事をする場所の間仕切りとして、段ボールパーテーションをおすすめしております。

生活空間が見えなくなるだけでも、お仕事に集中することができますよ!


使わない時は、段ボールなら畳んで収納すればスペースもとりません。


上記の例は、ダンボール製品の使用に向いていると思われる一例です。
この他にもいろいろな場所で多種多様に姿を変えて、段ボールは使用されております。

まとめ

段ボールの最大の魅力は、安価で成形しやすく、リサイクル可能な包装資材だと言う点です。

段ボールケースがこれだけ普及している今、それ以外の加工品にも目を向け、必要に応じてご使用なさるのはいかがでしょうか。

使う用途を明確に絞ることで、段ボールの価値観が変わるかと思います。

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