ぶどう傘など紙資材の価格高騰でお困りではありませんか?
農業の現場を支える紙資材も、原材料や物流費の高騰により値上げが続き、農家の負担が大きくなっています。
果実を守るために欠かせない「ぶどう傘(果実保護傘・袋)」もそのひとつで、毎年数千〜数万枚単位で使用する農家にとっては、仕入れコストの上昇が大きな負担となっています。
しかし、資材費の増加は避けられない一方で、栽培を続けるためには品質とコストの両立が欠かせません。
そこで弊社では、従来資材と同等の機能を持ちながらも、より低価格で提供できる紙資材をご提案しています。
本記事では、実際に導入いただいたぶどう傘の事例をご紹介しながら、「コストを抑えつつ、品質を維持するための紙資材選び」についてご案内します。
導入事例:「はまゆう」を使った果実保護傘
果樹農家の皆さまにとって、果実保護用の資材(傘や袋など)は欠かせない存在です。
果実を雨や直射日光から守り、裂果や病気の発生を防ぐために、多くの果実保護用資材が使用されます。
今回、ある ぶどう農家様から機能紙選定ナビへ下記のご相談をいただきました。
お客さまからの相談内容

従来は「フラワーラップ系の撥水紙」を使用していたものの、価格高騰によって継続が難しくなりました。既存のぶどう傘に代わる資材を探しています。
- 使用用途:ぶどう傘(27cm四方・中央から一辺に切り込みあり)
- 使用期間:3〜4か月間(使い捨て)
- 枚 数:12,000枚程度
- 希望条件:白色、耐水性のある紙、コストを抑えたい
このようなご相談を受け、弊社では「コストを抑えたい」「耐水性が必要」「白色の資材が良い」といった条件を踏まえ、純白ロール紙「はまゆう」を活用した果実保護傘をご提案しました。
実際に加工したサンプルをお試しいただいた結果、従来品の代替として十分活用できるとの評価をいただき、採用となりました。
ご提案から導入までの流れ
- 現物確認
使用中の資材をお客様より送付いただき、仕様を確認。 - サンプル提供
「はまゆう」を弊社の協力加工会社にて希望の形に加工し、サンプルを送付。 - 農園でテスト
実際に農家様で耐水性を確認。 - 評価・採用
「数か月間の使用に十分耐えられる」「従来品の代替として問題なし」との評価をいただき、採用へ。


- 用 紙:はまゆう 50 g/㎡(厚さ約0.07mm)
- サイズ:270 mm × 270 mm
- 加 工:切れ込み1か所
- 数 量:16,000枚
「はまゆう」の特長
- 純白ロール紙
一面が光沢、反対面が非光沢(さら面)という仕様で、印象に応じた使い分けが可能です。 - 紙力が強く、加工適性に優れる
印刷、包装適性に優れ、粘着紙や剥離紙などの加工原紙としても幅広く使用されています。 - 蛍光染料不使用で安全性にも配慮
安心して各種用途に使える素材です。 - 豊富な厚みのラインナップ
30~65 g/m²(米坪)で幅広く選択可能。
「紙のプロフェッショナル」が、あなたの悩みを 解決 します
電話でのお問い合わせ ☎:0258-46-9110
農家へおすすめの紙資材のご紹介
紙資材は農業の現場で幅広く活用できます。
ここからは、ぶどう傘以外にも役立つ農家向けの紙資材をご紹介します。
青果物吸水紙:野菜や果物の鮮度保持に
青果物吸水紙は出荷時の鮮度保持に役立ちます。
保冷剤の結露や水分を吸収し、冷凍焼けを防ぐことで、収穫した野菜や果物をより美味しい状態のまま消費者に届けることができます。
サンプルのご提供も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。



パッケージ用紙:直売所・ギフト対応に
果物や野菜を包む「パッケージ」は、単なる包装材ではなく、商品の価値を高める大切な役割を果たします。
- ロゴ印刷やカラーでブランド訴求
- 脱プラスチック対応で消費者からの評価もアップ など


弊社では、直売所での販売用からギフト対応の高級感ある包装まで、ご希望に合わせて最適な紙素材・形状をご提案できます。
「どんなパッケージにすればいいかわからない…」という段階でもお気軽にご相談ください。農作物の特徴や出荷形態を伺い、最適な紙素材・デザインを一緒に考えてご提案します。
薄葉紙:高級感の演出と傷防止に
薄葉紙(うすようし)は、薄くて軽く、透け感が特徴の軽量紙です。
果実をやさしく守りながら見た目に高級感を与える、「美味しさを守る+価値を高める」二つの役割を持つ資材です。
- 高級果実の個包装に最適(桃・ぶどう・梨・りんごなど)
- ギフト演出で見た目に高級感をプラス
- 擦れ傷防止として輸送時の品質保持に効果的


より詳しい情報が知りたい場合やサンプル依頼、価格等のご相談など全て無料でお受けしております。紙の活用でお悩みならまずはお気軽にご相談ください。

混抄紙:廃棄物を資源に変える
混抄紙(こんしょうし)は、農作物の皮や繊維を紙に混ぜ込むことで、環境配慮と地域ブランドの価値向上につながります。
例えば、ぶどうの皮を混ぜた包装紙、玉ねぎの皮を活かしたパッケージ、コーヒーかすを使った袋など、身近な副産物を新しい紙製品に生まれ変わらせることが可能です。
「うちの農産物を紙に活かしたい」というアイデアがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。



まとめ
農業における紙資材は、果実の品質保持や収穫量の安定化だけでなく、脱プラスチック対応やブランド価値の向上にもつながる重要な存在です。
今回ご紹介した「はまゆう」を使ったぶどう傘の事例は、コスト削減と品質維持を両立できる具体的な成功例のひとつです。
弊社では、ぶどう傘をはじめとした各種紙資材を、より低価格で、農家の皆さまに安心してお使いいただける形でご提案しています。
資材コストを見直したい方、より適した紙素材を探している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お問い合わせ
まずは、お客様の現在のお悩みやご要望をお聞かせください。
「どんな紙を選べば良いかわからない」という段階でも構いません。用途や条件を伺ったうえで、最適な紙資材とコスト削減につながるご提案をいたします。
- 電話でのお問い合わせ ☎ 0258-46-9110
- メール相談・リモート相談・画像診断 も可能です
▶ 無料サンプルのご提供やお見積りも承ります。
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